2023.10.27

CARS

車名の通り、電動化の先駆けとなるか? 北米市場を主眼に置いたホンダのEV、「プロローグ」がデビュー

ホンダが電気自動車=バッテリーEV(BEV)専用車のニューモデル、「プロローグ」を発表した。北米で2024年初の発売を予定するSUVタイプのBEVだ。

GMとの共同開発モデル

2040年までにBEVと燃料電池自動車(FCEV)の販売比率をグローバルで100%とする目標を掲げるホンダは、各地域の市場特性に合わせたBEV投入を進めている。プロローグという名のとおり、北米におけるBEV本格展開の先駆けと位置付けられるこのモデルは、GMのアルティウム・バッテリーを用いるGMとの共同開発車だ。



ロー&ワイドのシルエット

エクステリアはネオ・ラギッドがコンセプト。ロー&ワイドなシルエットに、21インチの大型ホイールを組み合わせて、シンプルさや洗練性とたくましさの共存を目指した。

インテリアは上質な素材と水平基調でシンプルなデザインを組み合わせる。インターフェイスには11.0インチのデジタルメーターや11.3インチのタッチ画面を使用。最上位グレードには7×3インチのヘッドアップ・ディスプレイが装備される。また、車載コネクテッドサービスのGoogleビルトインを標準装備する。



1モーターと2モーターを用意

パワートレインは、1モーターの前輪駆動と2モーターの4WDを設定。2モーター仕様はシステム総合出力で292ps/451Nmを発生する。動力用バッテリーの容量は85kWhで、航続距離は482km以上が目標値となる。直流急速充電は150kW以上に対応し、約10分で104km相当の充電が可能。サスペンションはプロローグに最適化したマルチリンク式となる。

安全面では、運転支援装置(ADAS)の「ホンダセンシング」を標準装備。アメリカの安全性能評価において最高評価の獲得を目指す。このプロローグはジャパン・モビリティショー2023に展示されている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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