中日ドラゴンズと楽天イーグルスのセ・パ両リーグでホームラン王に輝いた山崎武司さんと愛車のランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ。
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クルマ好きのゲストを迎え、「これまでに出会ったクルマの中で、人生を変えるような衝撃をもたらしてくれた1台」を聞くシリーズ。今回は、中日ドラゴンズと楽天イーグルスのセ・パ両リーグでホームラン王に輝いた山﨑武司さん。クルマ遍歴も豪快そのもの。野球教室などのイベントには必ずスーパーカーで駆け付ける。
5台目のアヴェンタドール待ち合わせの公園は海に面していた。広い駐車場に停車中のクルマからは釣り道具を持った人が降りてくる。ボボボボボ……。けたたましい排気音とともにブルーのランボルギーニ・アヴェンタドールが駐車場に入ってきた。釣り道具を手にした人は思わず振り向き、呆然と立ち止まっている。長閑な公園には不釣り合いとさえ思える圧倒的な存在感をそのクルマは放っていた。ドアを跳ね上げ降り立ったのは、現役時代セ・パ両リーグでホームラン王となったスポーツ・コメンテイターの山﨑武司さんだ。ジャイアンというニックネームを持つだけに、とても大きい。ご本人もクルマに負けず劣らずの存在感である。
「アヴェンタドールはこのSVJで5台目です。僕にとってのアヴェンタドール最終章はSVJですね。このあとウルティメが出たわけですけど、空力は断然こっち。サーキットを走ったら、ウィングがかなり効いてることがわかりました。SVもウィングが付いていたけど、あれはただ付いてるだけだった(笑)」えーっ! アヴェンタドールを5台も乗り継いできたんですか。トークもビックリのスタートである。「最初のアヴェンタドールは2011年に買ったLP700-4。5台も乗り継ぎましたから、進化を実感しています。一番進化を感じるのは足回りですね。初期モデルにあったバタつきが年々小さくなっています。SVJはとても気に入っていて、初めて車検を通しました」なんと、所有してきたクルマのなかで車検を通したのは、このアヴェンタドールSVJが初めてなのだという。「何かトラブルがあって手放すというのではなく、そのクルマのポテンシャルがわかると、もういいかなと思っちゃう。この前、フェラーリ488スパイダーを買ったんですけど、半年持たなかった。マクラーレンもいいクルマだと思うけれど、やっぱり1年持たない。どんどん次のステージに行きたくなるんです(笑)」大好きなクルマの話になると、人懐っこい子供のような笑顔になるのは、クルマ好きの常。ジャイアンも例外ではなかった。
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