ここは行きたい！　構想1年、予約困難な「焼肉うし松」が開業する、焼肉ならぬ鶏焼肉！　麻布十番「一鳥目とり松」で楽しむ日本各地の地鶏・銘柄鶏

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レンコンと軟骨入りのつくねを鴨の生ハムで巻いた縛りつくね

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予約困難なことで知られる東京・西麻布「焼肉うし松」の姉妹店が麻布十番にオープン。今度は焼肉ならぬ鶏焼肉で勝負する。

構想に一年以上

都心では数年前からカジュアルな鶏焼肉店の開業が続いているが、麻布十番の「一鳥目とり松」はスタッフが各席について地鶏を焼いてくれる上、高級ワインも揃う異色の鶏焼肉店。予約困難な「焼肉うし松」が、1年以上構想をあたためて開業した姉妹店だ。総料理長の佐藤拓弥氏は「うし松」の元料理長で、オフの日には食べ歩きにも熱心な食の探究者。あるときミシュラン1ツ星の焼鳥店「南青山七鳥目」で地鶏の美味しさと焼きの技術に感銘を受け、鶏焼肉で勝負したいと思うようになったのだとか。その後「南青山七鳥目」で営業時間外に料理を学び、全国各地を訪れて地鶏に対する見識を深め、満を持して10月に開業したのが「一鳥目とり松」だ。

料理は1万5400円のコースより。「厳選鶏焼肉・塩」の盛り合わせ（写真は6人前）。手前右から時計回りに、縛りつくね、ささみ、ハツ。

料理は1万5400円のコースより。「厳選鶏焼肉・塩」の盛り合わせ（写真は6人前）。手前右から時計回りに、縛りつくね、ささみ、ハツ。

約13品のコースは「鶏たく手巻き」や「軟骨の唐揚げ」といった一品料理に続き、日本各地の地鶏の焼肉がスタート。日替わりの地鶏の銘柄は、歯応えと柔らかさと強い旨味を併せ持つ「黒さつま鶏」など、厳選されたものばかり。ささみは塩、せせりはタレ、ハツは味噌など、部位ごとに吟味した味付けで提供される。名物の「縛りつくね」は「うし松」で人気の「縛りタン」をアレンジし、レンコンと軟骨入りのつくねを鴨の生ハムで巻いたもの。胡椒やニンニクでパンチを効かせた砂肝は、ジャキジャキの歯応えが魅力だ。「日本一こだわり卵」を使った「親子丼」や「そぼろ丼」、〆のひと口冷麺も好評である。

テーブル席は4卓16席。個室は全7室（2～8名）。●東京都港区麻布十番1-5-13ニュー高雄ハイツ1F　Tel.03-4577-6529