2024.01.09

CARS

次期ISと未来のフラックシップ・モデルのEVをお披露目 【ジャパン・モビリティショー回顧録:レクサス篇】

前回の東京モーターショーから4年ぶりということもさることながら、名称とコンセプトを新たにしたことで大きな注目を集めたジャパン・モビリティショー2023。ここでは成功裏に終わったジャパン・モビリティショー2023をメーカー別に振り返る。今回は第10弾は2035年に市販車のすべてを電気自動車=バッテリーEV(BEV)にすると表明しているレクサスだ。

レクサス電動化の象徴

ジャパン・モビリティショー2023でのレクサスが4ドアBEVの「LF-ZC」はレクサス電動化の象徴と位置付けられる、市販化を想定したモデルだ。車名の「Z」はゼロエミッション、「C」は「促すもの」を意味するキャタリストの頭文字だという。



レクサスISサイズの4ドアEV

ボディ・サイズは全長×全幅×全高=4750×1880×1380mm、ホイールベースは2890mm。現行Dセグメント級の全長に、大型セダン並みの2列4座のシートをキャビンに収めるパッケージングが特長だ。また、車体のデザインにおける制約が少ないBEVの利点を生かし、Cd値(空気効力係数)0.2以下の空力性能を狙っている。

それを可能にする高密度で薄型化した新型バッテリーは性能も驚異的で、フル充電の所要時間は20分程度、航続距離は中国CLTCモード値ながら1000kmを目標値としている。



2026年に市販版が登場予定

車体構造は大型鋳造部材を用いる新モジュール構造のギガキャストを導入。一体成形部品の採用で締結部を減らして剛性を高めるほか、バッテリーをセンターに配置し、電池の進化に対応した変更がしやすい設計となっている。

これに4輪駆動力システムの「ダイレクト4」やステア・バイ・ワイヤといった既存技術のほか、新ソフトウェア・プラットフォームの「アリーンOS」などを盛り込み、2026年に市販版が登場する予定。ボディ・サイズからみて次世代「IS」のポジションに収まることが期待されるLF-ZCは、BEV専業ブランド移行への牽引役となることが期待されるレクサスのホープとなる。



こちらはレクサスLSの進化形か?

デザインはLF-ZCと同じ方向性ながら、サイズも質感も割増されたもう1台のショーカーをレクサスは用意していた。圧倒的な存在感を放つこのモデルこそが、次世代BEVのフラッグシップを提案する「LF-ZL」だ。

ボディ・サイズは全長×全幅×全高=約5300×2020×1700mm、ホイールベースは3350mm。全高はセダンよりSUVに近いレベルで、地上高もやや高めだ。メカニズムは、LF-ZCと同じ新型リチウムイオン電池やギガキャストという基礎を踏襲しているが、電池容量は拡大しているはずだ。

内装などはまだショーカー然としているが、後席寄りに設定されたルーフのピーク点や、フロントが前ヒンジ、リアがスライドのセンターピラーレスの大開口ドアなど、パッケージングには新時代のショーファー・スタイルを模索する姿勢が見て取れる。トヨタ・センチュリーにも通じるこの高級車のパラダイムシフトは性急か、それとも新たなトレンドの発端になるのだろうか。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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