2024.02.14

WATCHES

この品格、わかる人にはわかるはず! ジャガー・ルクルト エレガントさと高い実用性を備える定番時計

ジャガー・ルクルト マスター・ウルトラスリム・デイト

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エンジン時計委員が2024年に身に着けたいシンプルな時計を熱く語る。LESS IS MOREーー少ないのが豊か! かつて腕時計の文字盤は白、銀、黒、青色が、ケースはゴールドもしくはスティールが圧倒的主流であった。もちろん、百花繚乱、多芸多才……といった言葉が当てはまりそうな華やかな時計たちも魅力的だが、2024年は、“少ないのが豊か”を改めて見直してみたい。今回は、ジャガー・ルクルトの「マスター・ウルトラスリム・デイト」を紹介する。時計委員会メンバーふたりの意見やいかに。

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「削ぎ落した美の中に宿るエレガンス」野上亜紀

以前原稿を書く際、ヨーロッパにおける「エレガント」という言葉の感覚が気になり、現地の辞書でどう説明しているのか調べたことがある。そこに覗いたのは、優美であると同時に、簡潔であり、純粋であるべきという概念だ。そうしたエレガンスの在り方はこの薄く、コンパクトな時計を語るのにも実にふさわしい。控えめなディテールと、ケースごとに異なるダイアルカラーとの調和も素晴らしく、いずれを選ぶかで持ち主の個性も決まるに違いない。




「薄く軽く腕なじみ良く」数藤健(ENGINE編集部)

角形のレベルソと双璧を成す優美な丸形ケースのマスター。“ムーブメントは1000時間テストを経て送り出す”という惹句に導かれ、1990年代後半から愛用しているがまったく飽きがこなくて、シンプルさゆえか歩度も問題ない。薄く軽く腕なじみ良く、どんな服装にも合う。切っ先鋭いバーインデックスを褒めたら「良い視点だ、買っちゃえ!」と背中を押してくれた当時のチーフデザイナー、ヤネックさんに感謝。後継機もそれらの美点を“美事”に受け継いでいる。

問い合わせ=ジャガー・ルクルト Tel.0120-79-1833
ジャガー・ルクルト マスター・ウルトラスリム・デイト
「マスター・ウルトラスリム」は、20世紀初頭に達成した超薄型懐中時計を称えつつ、ジャガー・ルクルトの歴代薄型ムーブメントにおける熟練技術とヴィンテージライクなデザインを現代の腕時計に活かす。このモデルは、シルバーのサンレイ仕上げのダイアルに並ぶインデックスをやや長めに改良、日付位置を新たに6時位置に置くなどスタイルアップ。自動巻き。ステンレススティール、ケース直径39mm、厚さ7.8mm。5気圧防水。139万9200円。写真のピンクゴールドモデルはエッグシェルベージュのダイアルの組み合わせで一段と優美(301万4000円)。


(ENGIN2024年2・3月号)

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