「チンクエチェントで人生の楽しみが広がった！」　フェラーリ・カリフォルニア、アストン・マーティン・ヴァンテージ・ロードスター、フィアット500C　3台のオープンカーを家族で楽しむ！

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フェラーリ・カリフォルニア（2011）、アストン・マーティンV8ヴァンテージ・ロードスター（2008）、フィアット500C（2012）　3台の白×赤オープンカーを家族で楽しむオーナーの佐藤さん

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雑誌『エンジン』の人気企画、「2台持つとクルマはもっと楽しい」。デイムラー・ダブルシックス（X300型）でイギリス車にハマり、アストン・マーティンV8ヴァンテージ・ロードスターを購入した佐藤さん。今は、フェラーリ・カリフォルニアでイタリア車に魅了され、フィアット500Cが毎日の相棒です。

3台の白いオープンカー

いずれもオープン・トップでボディ・カラーは白。ソフト・トップやインテリアには赤の差し色が組み合わされている。3台のオーナーは佐藤剛さん。クルマ選びにはご両親、とりわけお父様も深く関わっている。

佐藤さんは幼少期からクルマ雑誌を見るのが大好きで、いつの間にか、カタカナの読み方を覚えてしまったほどのクルマ好き。学生時代にロサンゼルスに留学すると、街で見掛けるアメリカンな雰囲気の欧州車に惹かれるようになっていったという。

ひときわ印象に残ったのが夕暮れに佇むX300型ジャガーXJだそうで、左ハンドルの12発、色はシャンパン・ゴールドや淡いブルーのものが欲しいと思っていたという。帰国後、偶然イメージ通りのダブルシックスを見つけて即決。初めての愛車だった。故障が続き2年前に手放すまで、10年間所有したそうだ。

佐藤さんが今お持ちの3台の中で最古参はアストン・マーティンV8ヴァンテージ・ロードスターである。所有してから8年になるという。

「ジャガーを買ってから、イギリス車を調べていくうちに気になっていたクルマです。僕は服と革製品も好きで、特に造り手のこだわりや理念、クラフトマンシップが表れているものが大好きなんです。ヴァンテージは本当に随所にそういうところが出ている。ボディ・サイドのフィンも、フロント・グリルも鋳物だし、ドアを閉めたら見えなくなるところやグローブ・ボックスの裏までレザー・ステッチが入っているんですよ。ひとつひとつの仕立てが美しいし、ボディ全体の、あの形も好きなんです。当時のカタログ・モデルの色がまさにこの組み合わせで、ずっと欲しい欲しいって言い続けていたら良い出物が見つかったので買っちゃいました。はじめは、とんでもないものが来てしまったなと思ったけれど、本当に芸が細かくて惚れ込みました」