2024.02.14

CARS

KINTOが手掛けた状態バツグンの初代セルシオに試乗! 秘伝のタレは、レクサスLSにも受け継がれていた!

KINTOが手掛ける旧車コミュニティ「Vintage Club by KINTO」では、レストアを施した様々な旧車を「特選旧車レンタカー」として貸し出している。昨秋から、そのラインナップに1991年型の初代トヨタ・セルシオ(海外名レクサスLS)が加わった。

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長年の憧れを共有したい!


初代セルシオは日本の高級車のみならず、欧州のクルマづくりにも大きな影響を及ぼしたとされる、レクサスブランドの原点のクルマだ。このセルシオのオーナーは自動車研究家の山本シンヤ氏。1989年のデビュー当時にはまだ中学生だったという山本氏が、自らその謂われを確かめたいという強い思いで見つけ出したのだという。

長い間探し続け、やっとの思いで手に入ったクルマだからこそ、多くの人に体験してほしい。そんな願いから、KINTOとのコラボレーションで貸し出される運びになった。そこで、同社がラインナップする他の「特選旧車レンタカー」車両と同様に、トヨタ博物館収蔵車のレストアも多く手掛ける新明工業によって仕上げられたのだ。



KINTOからの誘いを受け、このセルシオの走りを現行型レクサスLSと一緒に東京で試す機会を得た。私はセルシオから乗ることにした。何より、このセルシオは32年が経過したクルマとは思えないほどキレイだ。まず、全体のシャキッとした姿勢が良い。それに、曇り一つなく輝くボディはオリジナルの塗装だというし、運転席に乗り込もうとドアを開くと、しっとりした本皮シートに汚れやシワはほとんど見つからないのである。

エンジンを始動する。しかし、車内はとにかく静寂で振動もないから、その脈動は回転計で確認するまでは気がつかないほどだ。その印象は走り出しても変わらない。低速域から太いトルクで軽やかにクルマを進めてくれる4.0リッターV8エンジンの存在は、流れに乗って走る限り、遠くの方で微かに感じられるだけである。もちろんアクセレレーターを強く踏み込むと、欲しいだけのパワーを思い通りに引き出すことができる。




決して回して気持ちの良いタイプのエンジンではないが、4段ATとの組み合わせは絶品だ。現代のクルマよりも圧倒的にワイドレンジなギアによって、ゆったりと加速する。私は時間の流れがスローになったようにも錯覚したこの感覚が、味わいをより一層深くしているのだと思った。

ペースを上げても、車内は快適そのものだ。首都高を流しても、回転計はわずか1000回転と少しを指す。風切り音や不快なノイズとは無縁だし、今でも十分以上の静けさを持っている。



とりわけ印象的に残ったのは、路面の上を滑るような乗り心地である。4輪それぞれが路面に吸い付くように動くのが手に取るようにわかるのだ。電子制御サスペンションの先駆けである「PIEZO TEMS」を搭載する「B仕様」だから、その効果もあるのだろう。メーター・クラスター内の作動モニターは絶えず点滅していた。

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