2024.03.16

CARS

欧州カー・オブ・ザ・イヤー2024が決定 BMW5シリーズ、トヨタC-HRを抑えて受賞したのはフランス製のあのクルマ

「欧州カー・オブ・ザ・イヤー2024」の発表と授賞式が、4年ぶりに復活したジュネーブ・モーターショーの会場で2024年2月26日行われた。

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7車種で最終決戦

1964年から始まった欧州カー・オブ・ザ・イヤー。2024年は、日本にすでに導入されている新型「BMW5シリーズ」と「ボルボEX30」をはじめ、日本に未導入の2代目「トヨタC-HR」、2024年年央に日本導入予定の「BYDシール」(SEAL)、日本未導入の3代目新型「プジョー3008 & e-3008」、「キアEV9」、そして、こちらも日本未導入モデルの5代目新型「ルノー・セニックE-テック・エレクトリック」(日本未導入)の7モデルがノミネートされていた。



ルノー・セニックが受賞

22か国55人の自動車ジャーナリストで構成された選考委員が投票した結果、2024年のカー・オブ・ザ・イヤーに輝いたのは、ルノー・セニック。2位の5シリーズに20ポイント以上の差を付けている。電気自動車=バッテリーEV(BEV)が欧州カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するのは、2011年の「日産リーフ」、2019年の「ジャガーiペイス」、2022年「キアEV6」、2023年「ジープ・アベンジャー」に続き、3年連続5度目となる。

7モデルのポイントは、ルノー・セニック E-テック・エレクトリックが329ポイント、BMW5シリーズが308ポイント、プジョー3008が197ポイント、Kia EV9が190ポイント、ボルボEX30が168ポイント、BYD SEALが131ポイント、トヨタC-HRが127ポイントとなっている。

なお、ルノー・セニックといえば、ハッチバックをベースに高い車高のボディを与えた多目的車(MPV)として1996年に初代が登場し、ベース・モデルのメガーヌとともに翌年の1997年欧州カー・オブ・ザ・イヤーに輝いている。2代目は2005年から3列7人乗りのグラン・セニックが日本に導入された。なお3代目と4代目は日本に導入されていない。今回受賞した5代目は、流行のクロスオーバーSUVで、グレード名の「E-テック」からも分かるようにBEVになった。



電動車両への移行を体現

欧州カー・オブ・ザ・イヤーの審査委員長であるソーレン・W・ラスムッセン氏は、「見事な受賞です。ルノー・セニックE-テック・エレクトリックは、電動車両への移行を体現しています」とコメント。

ルノー・ブランドのファブリス・カンボリーヴCEOは、「名誉あるこの受賞は、ルノー・グループとルノー・ブランドにとって大きな誇りです。この受賞は、航続距離の長さ、ゆとりのある快適なキャビン、そして環境対策など、ルノーの選択が正しかったことを証明しました。新しいソーラーベイ・パノラミック・サンルーフ、Googleシステムがインストールされた最新世代のOpenR Linkシステムなどを備え、欧州のEVマーケットでその地位を確固たるものにするのに十分な性能、機能を備えています」と受賞の喜び、新型セニックの自信も披露した。

ジュネーブ・モーターショーのプレスデーのオープニングを飾った授賞式は例年と同様にインターネットでライブ中継された。ジュネーブ・モーターショーのサンドロ・メスキータCEOは、「今回で91回目を迎えるジュネーブ・モーターショーでは、受賞車のルノー・セニックだけでなく、最終選考に残った6台のモデルも展示するブースを設け、会期中を通して展示します。これにより、来場者は審査に提出されたさまざまなモデルを比較することができます」とその意義と狙いを説明している。



文=塚田勝弘

(ENGINE WEBオリジナル)

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