2024.05.11

CARS

エンジン編集部の長期リポート車だったメルセデス・ベンツ300TE(1992)の44号車は今どうしているのか? 1年ぶりに会いに行ってきた!! やっぱり永久自動車だ!

2023年1月にエンジン編集部の長期リポートの役目を終えたメルセデス・ベンツ300TE(1992)。

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いまは新オーナーのもとで

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さて、そんな元44号車であるが、2023年12月にアロハモータースから新しいオーナーの元へ巣立っていったのだという。

「お父様の代からずっとウチでクルマをお世話させていただいている方です。その方のBMW3シリーズ・ワゴン(E90)を車検でお預かりし、代車として元44号車を1カ月ほどお貸ししたんです。ところが、BMW3シリーズ・ワゴンの車検整備が金額的にも時間的にもかなり厳しい状況となり、代車として使っていた元44号車をそのまま購入していただくことになりました」



新オーナーは佐々木 剛さん。カメラマンの方だという。新オーナーに電話で第一印象を聞いた。

「浅井慎平さんのアシスタントとして社会人デビューをしたのですが、当時師匠である浅井慎平さんが124型のワゴンに乗っていたんです。まずは懐かしかったですね(笑)」

佐々木さんは124型メルセデス・ベンツ・ステーションワゴンのデザインが好きなのだそうだ。

「カッコイイですよ。高級感もありますしね」

実用車として仕事でもプライベートでもガンガン使っているそうだ。

「仕事でクライアントを乗せると、こんなクラシックカーに乗っているんだと面白がられることが多いです。プライベートでは家族でキャンプに行くんですけど、荷物はたくさん積めるし、小回りはきくし、おまけに乗り心地がいいから最高です。家族や仕事関係の人たちにこんなに評判がいいとは、僕も驚いています」

33万km弱という走行距離に不安がないとは言えないが、乗り続けたいと思っているそうだ。

乗り継がれていくのはいいクルマの証である。元44号車はやっぱり「永久自動車」なのだ。

文=荒井寿彦(ENGINE編集部) 写真=茂呂幸正

◆エンジン編集部の長期リポート44号車、メルセデス・ベンツ300TE(1992年型)の連載一覧はこちら!

(ENGINE2024年5月号)

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