2024.07.12

CARS

【試乗速報】最新のアルピナ B3 GT & B4 GTグランクーペにドイツのサーキットで試乗 最新にして最後、これが"アルピナGT"の完成形

BMWアルピナB4 GTグランクーペAWDとアルピナB3 GT&ツーリングにドイツで試乗。

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新しいBMW 3シリーズと4シリーズ・グランクーペをベースとしたB3 GTとB4 GT グランクーペに、モータージャーナリストの吉田拓生がドイツ東のザクセン州ケムニッツにあるサーキットで試乗した。

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ドライブ・フィールを決めるのは電子制御系

BMWアルピナの国際試乗会に参加するためドイツを訪ねた。試乗のステージはザクセンリンクというサーキットで、試乗車は6月初旬に発表されたばかりのB3 GTとB3 GTツーリング、そしてグランクーペ・ボディのB4 GTだった。 

これらのモデルはB3とB4のフェイスリフト版。以前のB5 GTは250台の限定モデルだったが、カタログ・モデルとなっている。 

アルピナ B3 GT & B4 GTグランクーペ

共通する仕様変更で目立つのは最高出力が495psから529psに引き上げられたこと。外観ではB5 GTと同じくフロント・スポイラーの両端にカナードが付く。エンジンルームではこれまでB4のみに装着されていた補強部材がB3 GTにも標準装着される。またホイールやエンブレム等に用いられたオロ・テクニコというGT専用のカラーリングも識別点となっている。 

足まわりはB3 GTがリア・ダンパー取り付け部の剛性アップに対応し、後ろのスタビライザーを一段階細くしてバランスをとっている。B4 GTは逆に前のスタビを細くし、ステアリングの応答性を高めている。 

B4 GTグランクーペ

と聞くと“さすが繊細なアルピナ!”と思ってしまうが、エンジニアのトビアス・ウィーガー曰く、スタビライザーの変更は今回の改変の1ピースに過ぎず、ドライブ・フィールを決める大部分は電子制御系(ディファレンシャル、ダンパー、走行モード、エンジン・マッピング、DSC等々)のソフトウェアのキャリブレーションによって決まるという。今回も10人のエンジニアが約1年の時間をかけて煮詰めたという。

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