2024.10.17

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過去最大の観客動員数、6万5800人を記録!  FIA世界耐久選手権第17戦富士 最大の盛り上げ役、TOYOTA GAZOO Racingに注目した!

過去最大の観客動員数を記録した2024年、富士ラウンドのWEC

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フォーミュラ1やWRC(FIA世界ラリー選手権)と並ぶ国際格式のモータースポーツとして人気を誇るFIA世界耐久選手権(WEC)。さる9月13〜15日に富士スピードウェイで開かれた第7戦、6時間耐久レースでは過去最大の観客動員数を記録。今回、WEC唯一の日本メーカーであり、富士をホームコースとするTOYOTA GAZOO Racing(TGR)に注目した。



世界のモータースポーツシーンで躍進

クルマ好きなら誰もが一度は聞いたことがある「ル・マン24時間」は100年以上の歴史を誇る耐久レースだが、今は国際自動車連盟(FIA)とフランス西部自動車クラブ(ACO)が運営する国際格式レース「FIA世界耐久選手権」(WEC)シリーズの1戦として開かれている。


現在の形のWECが始まったのは2012年。コロナ禍の2年間を除き、日本では富士スピードウェイを舞台に、毎年熱戦が繰り広げられてきた。そのWECに初年から参戦し続け、近年ますます勢いをつけているのがTOYOTA GAZOO Racing(TGR)である。2022年、2023年の富士では、プロトタイプカーによる「ハイパーカー」クラスで、決勝1位、2位を独占。

TGRといえば、同じく国際格式のWRC(FIA世界ラリー選手権)でも、2023年にはメーカーを対象とするマニュファクチャラーズランキングで他社を大きく引き離して1位となったのも記憶に新しい。TGRは今、世界のモータースポーツ・ファンが注目するチームなのだ。

WEC富士の開催まで1週間に迫った9月7〜8日、TGRの姿は東京タワーにあった。



「SHOWCASE in TOKYO TOWER」と名付けられたこのポップアップ・イベントでは、1階のイベント広場に今シーズンのTGRのハイパーカー・マシン「GR010 HYBRID」を特別展示。2016-2020年のWEC参戦マシン「TS050 HYBRID」のレプリカに乗りこみ、レースさながらの景色やサウンドを体験できるコーナーなども用意された。イベント会場には集まったのはモータスポーツ・ファンだけではない。東京タワーに訪れた国内外の観光客やコスプレイヤーの多くも、足を止めて注目する存在感を放っていた。

WECドライバーの本音トーク

8日の午後には、館内のアミューズメント施設「RED° TOKYO TOWER」にて、雑誌ENGINEとのコラボレーション・イベント「ENGINE×TOYOTA GAZOO Racing:WEC富士 直前スペシャル・ミーティング」を開催。抽選で選ばれた幸運なENGINE、ENGINE WEBの読者のみなさんを前に、TGR Europe 副会長で元ル・マンドライバーの中嶋一貴さん、7号車ドライバーの小林可夢偉選手と、ENGINE総編集長の村上 政が登壇。



トークショーでは「長時間のレースで集中を保つ方法は?」、「複数のドライバーが乗るマシンのセッティングはどのように合わせるのか?」、「耐久レース観戦の見どころは?」など、本戦を目前にしたチームメンバーの本音トークに一同、身を乗り出して聞き入っていた。



さらに会場には、TGRの今シーズンのWECドライバーの平川 亮、マイク・コンウェイ、ニック・デ・フリース、セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー各選手も登場。会場に用意されたレーシング・シミュレーター「グランツーリスモ」で行われたのは富士スピーウェイを舞台に予選形式(混走)のタイム・アタック対決である。車両はもちろんTGRのWECマシン「GR010 HYBRID」。現役選手とWECマシンで対決できるというまたとないヴァーチャル体験に、参加者は忘れられないひとときを過ごした。





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