2024.10.13

CARS

悪路性能、頂上決戦! 日本代表トヨタ・ランドクルーザー250 vs 世界選抜ジープ・ラングラー&ランドローバー・ディフェンダー 本格派ゆえ心して乗るべし!!

実力・人気・伝統の三拍子そろったクロスカントリー4WDのワールドカップ!

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SUVとは呼ばれたくない

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ランドローバー・ディフェンダーとジープ・ラングラーの2台もまた、押しも押されもせぬ本格派のSUV、いやヘビーデューティーなクロスカントリー・ビークルとして欧米を代表する車である。

こちらもざっとおさらいすると、ランドローバーは1948年誕生。「ディフェンダー」の名が与えられたのは1990年からで、前年にデビューしたディスカバリーと混同されないためと言われている。現行型は2019年発表、1990年以来初めてのフルチェンジである。外観には従来型のモチーフを残しているが、何よりもアルミ・モノコックボディに一新されたのが大ニュース、インターフェースや操作系も一足飛びに新しくなって、インパネを眺める限りレンジローバー各車と変わらない。

ディフェンダーはすでに2025年モデルが発表済みでラインナップは若干変化。試乗車の3リッター直6ディーゼルのD300(2024年モデル)は最高出力が350psまで向上したD350にスイッチ。パワーユニットはこのほか2リッター直4と5リッターV8のガソリンを用意。90、110、130という3種のボディも選択可能。

日本導入当初は2リッター4気筒直噴ターボのみだったが、今や3リッター直6ディーゼル+マイルド・ハイブリッドもV8ガソリン+スーパーチャージャーも用意され、ボディも3ドアの90、ロング・ホイールベース5ドアの110、ボディが長い130をラインナップしている。変速機は8段ATでランドローバーの他のモデル同様、ロー・レンジの切り替えもすべてモダンなスイッチで操作するのが新しい。



言わずと知れたジープ・ラングラーはあらゆるRVやSUVのご先祖様に当たるオリジナル・ジープの遺伝子を最も忠実に受け継ぐ末裔だ。ご存知の通り、もともとのジープは第二次大戦中の1941年に軍用車として誕生(民生用は1945年から)、紆余曲折あってクライスラー参加となった1987年以降はラングラーの名が与えられた。

日本仕様ジープ・ラングラーのラインナップは2リッター直4ガソリンのアンリミテッド・サハラ/スポーツ/ルビコンの3モデルと、プラグイン・ハイブリッドの4Xeの計4モデル。すべてのモデルが脱着式のハードトップを備えている。

2018年にモデルチェンジした現行JL型はラングラーとなってからは4代目に当たる。導入当初は5ドア仕様のアンリミテッド・スポーツで500万円そこそこの値付けであり、若い世代にも手が届くぐらいの価格帯も手伝ってセールスは好調で、2020年の国内販売は約5800台、2021年はおよそ7000台と、ジープ・ブランドを、ひいてはステランティス・ジャパンを支える主力モデルだったが、その頃からの円安ドル高による度重なる値上げの影響はてきめんで、2022年(一年間で3度も値上げした)の販売台数は約3800台に急減、昨年はおよそ4000台だった。



今年春のマイナーチェンジでは2022年にいったん廃止されていたベーシック・グレードのスポーツ(799万円)を復活させ、他のサハラ(870→839万円)とルビコン(905→869万円)についても価格を若干下げたが、装備が充実したとしても正直苦しいところだ。

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