2025.01.20

CARS

まだ見ぬレクサスLFA IIをさらにGTマシンにしてしまう オートサロンの常連、NATSの力作

東京オートサロン2025のNATS(日本自動車大学校)ブースに展示されていた2ドアのワイド&ロースタイルにハデなエアロパーツ、そしてカストロール調のカラーリングが施されたクルマ。往年の「スープラ」のスーパーGTマシンかと思いきや、先代「トヨタ86」ベースのカスタマイズ・カーというのだから驚き。

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NATS LFA-II GT concept

毎年、興味深いモデルを多数展示してくれるNATSの力作が「NATS LFA-II GT concept」と名付けられたこちらのレーシング・カー。現在大人気となっているスーパーGTの前身である全日本GT選手権に参戦していたカストール・トムス・スープラを再現したようなカラーリングに目が釘付けになった。なにしろカストール・トムス・スープラは1997年にトヨタ勢として初めて全日本GTチャンピオンになったマシンなのだ。



学生らしい自由な発想

一瞬、時代がフラッシュバックしたが、よく見てみると当時のスープラとはずいぶん雰囲気が違う。先代のトヨタ86(ZN6型)をベースに、目指したのは「レクサスのコンセプト・カーLFA IIをGTマシンにしたらこんな感じ」というもの。LFA IIという未だ見ぬクルマをさらにGTマシンとして生み出してしまうという、いかにも学生らしく、自由な発想でクルマ作りをしているのはうらやましい限りである。

LFA IIの顔は現行型クラウンのヘッドライトを流用して表現。前輪を前方向に移動することでホイールベースを250mmも延長。GTマシンらしいフェンダーやリア・ウイング、サイド・ステップなどを装着。さらにボディワークだけなのかと思いきや、エンジン・ルームを見るとGReddyボルトオン・ターボキット「T517」、GReddyオイルクーラーなどしっかりとチューニング・アイテムが組み込まれ、最高出力は361馬力にまで引き上げられているという。



文、写真=諸星陽一

(ENGINE WEBオリジナル)

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