2025.05.26

CARS

「これはまるでスポーツカーだ」 自動車評論家の桂伸一、藤野太一、西川淳が試乗した驚きのセダンとは?

桂さん、藤野さん、西川さんが試乗したのは中国のあのクルマだ!

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「すべて揃っている」藤野太一

180度回転するセンター・ディスプレイを見ながら、「地図などはうちのクルマよりもいいかもしれない」と同乗者のUさん。AMG GT4ドアクーペとGLCクーペを所有するメルセデス愛好家でBYDは初体験という。最新のインフォテイメントをはじめ質の高いインテリア、バッテリーメーカーゆえの600kmに迫る航続距離、それでいて605万円というプライスタグは魅力的にみえる。

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ダッシュボード中央に設置された大型ディスプレイが目を引くインテリア。スウェード調の素材を多用し、高級感を演出している。質感も高く、世界市場へ真っ向勝負というブランドの意気込みを感じる。

実際にステアリングを握ってみても、バッテリーとボディとを一体化した独自技術が功を奏してか、ボディ剛性高く、重心は低く、かつ前後重量配分はほぼイーブン。箱根ターンパイクのコーナーをまるでスポーツカーのようにクリアしていく。

助手席のUさんから「いまの電気自動車に必要なものはすべて揃っているのかなと。でも強いていえば、BYDだからこそというものは感じられませんでしたね」と鋭い指摘が入った。しかし、裏を返せばほぼ違和感のない乗り味を実現しているともとれる。ここにBYDとしての個性が表現できるようになったならば……。

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