2025.05.07

CARS

「加速は顔面から血の気が引いていく感覚」と生方聡(自動車評論家)が驚嘆したクルマとは? 上半期の注目輸入車5台にイッキ乗り!

生方聡さんが乗ったのは、アルピーヌA110 GT、ロールス・ロイス・スペクター、ルノー・アルカナ・エスプリ・アルピーヌEテック・フル・ハイブリッド、マセラティ・グランカブリオ・トロフェオ、ロータス・エメヤRの5台

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マセラティ・グランカブリオ・トロフェオ「大人のオープン」

若い時分にはオープンカーといえば2シーターしか目に入らなかったが、年を重ねるにつれて、優雅な4シーターに憧れるようになった。グランカブリオはまさに夢の一台。

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最新のマセラティは、コックピットのデジタル化が進み、ソフト・トップの開閉もタッチパネルで操作することに驚いた。シフト操作もプッシュボタンが採用されるなど先進性に溢れているが、にもかかわらずイタリア車ならではの優雅さというか色気みたいなものは失われていないのが、このクルマのすごいところだ。幌を下ろして走り出せば、そこは非日常。低速からトルク豊かなエンジンと、優しい乗り味が、実に心地よい。

マセラティ・グランカブリオ・トロフェオ

もちろん、優雅なドライブを楽しむこともできるが、アクセル・ペダルに力を込めると、トロフェオ自慢の3リッターV6ターボ“ネットゥーノ”が本性を現し、怒濤の加速で風を切るのも堪らない瞬間だ。マセラティならではの優雅さと洗練された走りを手に入れたグランカブリオは、数ある大人のオープンスポーツのなかでも理想の一台である。

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