2025.05.22

CARS

飯田裕子さん(自動車評論家)が、とっておきのスーパーカーで、熱海の隠れ家フレンチへ! 美味しいドライブ体験

理想的なエスケープ。クルマはマクラーレンのアルトゥーラ・スパイダー、目的地は熱海の隠れ家的フレンチ『ル・プルースト ミウラ』である。

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晴天に恵まれた平日。マクラーレンのスーパースポーツで熱海の美しい景色が楽しめる隠れ家的なフレンチ・レストランに出かけた。自動車ジャーナリストの飯田裕子さんがリポートする。

ワインディングも美味しくいただきました!

理想的なエスケープ。今回はこの言葉に尽きる。特別なクルマとランチという2皿のメインディッシュが用意された、平日のドライブ。クルマはマクラーレンのアルトゥーラ・スパイダー、目的地は熱海の隠れ家的フレンチ『ル・プルースト ミウラ』である。

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私と友人とが、鮮やかなシアン色のクルマに乗り込み、都心を抜け出したのは午前9時頃。電動格納式のハードトップを採用するデザインは、屋根を閉じていても先に登場したアルトゥーラとはひと味違う。様々な性能を追求した、これぞ美しいバックシャンだ。

何度乗っても視界の良さと握りやすいステアリングには感心する。EVモードで静かに街中を走り、首都高でコンフォートモードに切り替えると、3リッターV6ツインターボエンジンが「ブォン」と点火。私は心の中で「おはよう」とつぶやき、アクセルを幾分か踏み増した。



このツインターボエンジンとモーターのトータル出力は700ps。加速のよさは言うまでもなく、エキゾースト音の少しハスキーで、シットリとハリのある音が心地よい。そのうえEモーターが速やかに、ストレスなく駆動をタイヤから路面に伝えてくれるので、どの速度域でもとにかくスマートに走る。路面からの無駄な入力も抑えながら整えてくれるので、バケットシートにおさまっていても何時間でもドライブが続けられる。音と動的性能の精密なシナジーは、高性能なマクラーレンならではのものだ。



小田原厚木道路から真鶴有料道路へと向かう連絡道。右カーブを抜け降りると海が見えてきた。そろそろオープンにしてみよう。アルトゥーラ・スパイダーのルーフは、時速50km以下なら約11秒で開閉が可能である。青い空の下、太陽の光が海面を煌めかせる。少しだけ冷たい潮風が車内の暖房と混ざってちょうどいい。

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