2025.07.29

CARS

サックス演奏者、齊藤健太さんと愛犬ルークくんのお気にりのクルマはBMW320iツーリング 

サックス・プレイヤーのホープとして活躍中の齊藤健太さんは、2019年にはサクソフォンの生みの親の名を冠した「第7回アドルフ・サックス国際コンクール」で日本人としてふたりめとなる優勝を果たすなど、海外を含め幅広く活動している。

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ここは僕の場所

齊藤さんは幼い頃から音楽に囲まれて育ち、サクソフォニストとなった。それと同時に犬好き、クルマ好きとなっていった。

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「免許を取ってからしばらくは自分のクルマを持っていませんでしたが、実家のSUVやミニバンでドライブに行くのが好きでした。初めて所有したのはマツダ・ロードスター(ND型)。リトラクタブル・ハードトップのMTモデルです。本当はポルシェ・ケイマンが欲しかったのですが、予算的に難しくて。でも、運転が楽しいクルマを選びたいと思い、ロードスターにしました」

ロードスターは齊藤さんにとって良き相棒となり、コンサートの機材車としても活躍してくれたという。ただロードスターで楽器を運ぶという発想は、ちょっと意外ではある。

ちなみにルークくんの特等席はリア・シート。

「独身の頃は1台ですべてをこなしていましたね。サックスはひとりで4本ほど使うこともあり、特にバリトン・サックスは1メートルほどのサイズですし、ケース込みだとそれ以上になるので、助手席に人を座らせるような感覚で積んでいました。それでも問題なく運べましたし、運転が楽しいから不満はありませんでしたね。ブレーキ・キャリパーを自分で塗ったりして、ちょっとしたカスタムも楽しんでいました」

ただし、結婚してルークくんも加わってとなると、さすがにそうはいかない。「妻も音楽家でフルート奏者なんですが、ふたりと1匹でロードスターは、さすがに厳しいですよね」

そこで選ばれたのがBMW320iツーリングである。この選択には、音楽家仲間からの助言も大きく影響したという。

「正直、BMWに特別なイメージを持っていたわけではなく、3シリーズを狙っていたわけでもありませんでした。ただ、友人にクルマを買うことを相談したら、どうも以前BMWのモニターをしていたらしく、その魅力を朝4時まで熱弁されまして。それで試しに乗ってみたらパワーも十分、運転も気持ちよく、非常に好印象だったのでこれを選びました」



そうして齊藤家の愛車となったのが320iツーリングである。ルークくんにとっても、このクルマの空間は至極快適なようで、そのため、冒頭のように「ここは僕の場所だ」と主張したのかもしれない。

「クルマに乗せるときは、ペット・カートのキャリー部を取り外してリア・シートに置いています。車酔いもせず、キャリーから飛び出すこともなく、大人しくしてくれますね」

筆者が興味深かったのは、リードをリア・シートのヘッドレストに回しつつ、ルークくんをキャリーに入れて飛び出しを防ぐ工夫だ。道路交通法上、ペットの着座位置の決まりやシートベルト着用の義務はないが、安全性を考えれば後席にキャリーやクレートを設置し、ペット用シートベルトを装着するのが理想的だ。齊藤さんのスタイルは、手軽かつ効果的な方法といえる。

実際、取材中もルークくんは落ち着き払っており、カメラマンの要求にも的確に応じるなど、完璧なモデルぶりを発揮。取材班からも称賛の声が上がった。

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