2025.04.27

CARS

凄みが増し、本格的なSUVらしくなった7代目スバル・アウトバックが登場

凄みが増し、本格的なSUVらしくなった7代目スバル・アウトバック

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スバルが、ニューヨーク国際オートショーに、新型「アウトバック」を出展した。日本では2025年春にラインナップから姿を消したが、アメリカ市場へはこれで7代目となるモデルが投入される。

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より背が高く、よりSUVらしく

歴代モデルのベースとなっていたレガシィが終了したことで、新しいアウトバックはルーフ高を先代比で50mmほど引き上げ、SUVらしさを強めた。



最低地上高は220mmを確保する。直立したフロントまわりには、2段構成のヘッドライトや大型のグリルを設置。下部は無塗装樹脂で耐スクラッチ性を持たせながら、空力にも寄与するテクスチャーを採用した。



ルーフ・ラインはフラットで、キャビンや荷室の容量拡大を実現。後席ドアの後方には幅の広いピラーを構え、ボディ剛性を強化している。ルーフ・レールの耐荷重は、静止時で360kg以上、走行時で約100kg。クロスバーの両端も100kgに耐えるので、ハンモックを吊るすポイントなどに使用できるという。



リアは、立たせたウインドウにより荷室容量を拡大。デザイン面では、左右を連結してサイドにまで回り込むテール・ライトを高く配置し、ワイド感と地上高の高さを強調。スバルのロゴをエンボス加工した無塗装バンパーは、トレーラー・ヒッチ取り付け時など容易に脱着できる構造だ。

パワートレインは、182ps/241Nmの2.5リットル自然吸気と、264ps/376Nmの2.4リットル・ターボを設定。トランスミッションは8段マニュアルモード付きCVT。いずれも4WDで、センター・デフのロックを早め、車輪空転の低減と。旋回時の安定性向上を図っている。

ラインナップは、下からプレミアム/リミテッド/ツーリング、そして専用外装や17インチのオールテレイン・タイヤなどでアウトドア志向を強めたウィルダネス。リミテッドとツーリングに設定されるXT仕様、そしてウィルダネスは2.4リットル・ターボを搭載する。



インテリアは、12.3インチフル液晶メーターと、12.1インチ・センター・ディスプレイを横並びに配置。縦型のセンター・ディスプレイを使用した先代とは、大きく眺めが変わった。4WD制御技術のX-モードの切り替えスイッチは、ステアリング・ホイールに設置される。



疲労軽減に配慮した設計のシートは、乗員の横揺れを従来比で42%軽減。運転席には、座面の調整機構が加えられた。遮音性も改善を図り、天井へ吸音素材を使用したほか、ボディ・サイドやルーフ・レールの形状見直しもあり、風切り音を10%削減している。

ドリンク・ホルダーの拡大や、リサイクル素材を使用したウォッシャブルのトノカバー採用など、細部の使い勝手も追求した。



安全面では、前側方レーダーを新採用し、対外検知能力を向上。アクティブ・レーン・チェンジ・アシストや渋滞時発進アシスト全車速ハンズ・オフ・アシストなどを追加し、機能を拡充した。

アメリカ市場での発売は、2026年以降とされている。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)
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