2025.05.29

CARS

トヨタ・カローラ・クロスにGRスポーツが さらに踏み込んでパフォーマンス・アップ

トヨタ・カローラ・クロスGRスポーツが登場!

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トヨタ・カローラ・クロスに、新規グレードのGRスポーツが追加設定された。シャシーのチューンに加え、専用パワートレインを搭載し、走行性能を高めたモデルだ。

“スタンダード”と“GR”の間をつなぐのが“GRスポーツ”

「カローラ・クロスGRスポーツ」の車体サイズは4460×1825×1600mmで、既存グレードより5mm長く、20mm低い。最低地上高は15mmダウンの145mmだ。

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トヨタ・カローラ・クロスのGRスポーツ。

エクステリアは、GR共通のファンクショナル・マトリックス・グリルを採用。Gをモチーフにした六角形のメッシュとなり、速度域に応じて気流を最適化する両サイドの開口部を備えている。

トヨタ・カローラ・クロスのGRスポーツ。

ヘッドライトから一文字につながる薄いアッパー・グリルと組み合わせることで、低重心な安定感の視覚的な演出も果たしている。

フロント・バンパーの両サイドはサイド・ポンツーン形状で、ダウンフォースを発生する機能を持たせた。サイド・ウインドウのフレーム・モールディングや、リア・バンパーのロア・ガーニッシュ、前後のエンブレムはブラック・パーツを専用装着する。

トヨタ・カローラ・クロスのGRスポーツ。

タイヤは225/45R19のヨコハマ・アドバン・フレバ、ブレーキはキャリパーが赤く、フロントはGRロゴ入りだ。ボディ・カラーは単色が5色、ブラック・ルーフの2トーンが3色、それぞれ用意される。

シャシーは、リバウンド・スプリング内蔵ダンパーと、専用レートのスプリングを採用し、フロント・ロア・アームのブッシュ2点を高硬度化。リア・エンドにはバンパー・リンフォースを追加して剛性を高め、操縦安定性と乗り心地の向上を追求した。

トヨタのGRスポーツたち。

従来、ベース車へフル・チューンを施すGRに対し、GRスポーツは内外装のモディファイと車体の補強、足まわりの変更程度にとどまり、パワートレインの改修はせいぜいヤリス・クロスでモーター制御を手直ししたに留まっていた。

トヨタ・カローラ・クロスのGRスポーツ。

しかし、カローラ・クロスでは2リットルの専用ハイブリッド・システムを搭載。フロント・モーターの出力も高め、システム出力は199psと、既存の1.8リットル仕様より59psのアップを果たしている。

エンジン出力は152ps/188Nm、フロント・モーターは113ps/206Nmで、それぞれ54p/46Nm・18ps/21Nmの増強ぶりだ。リアには、既存グレードと同じく41ps/84Nmのモーターを用いており4輪を駆動するが、スポーツを含む4つの走行モードや、トランスミッションの10段マニュアル・モードはGRスポーツ専用だ。

トヨタ・カローラ・クロスのGRスポーツ。

インテリアはスポーツ走行を想定し、サポート性を高めた専用スポーツ・シートを装着。ホールド性に優れる形状と、すべりにくいスウェード調の表皮、ヘッドレストのGRロゴや、グレーのスティッチとベゼルを採用した。

トヨタ・カローラ・クロスのGRスポーツ。

また、革巻きステアリング・ホイールは、グレー・スティッチとスモーク・シルバー・メタリックの加飾と、さらにGRロゴが入るスポーティな仕立てに。パドル・シフトやアルミ・ペダルともども、GRスポーツの専用アイテムとなる。内装のトリムは、ステアリング・ホイール同様のスモーク・シルバー・メタリックとし、全体的にトーンの統一を図った。

発売は8月4日。価格は389.5万円。

なお先日発表されたRAV4のGRスポーツも、独自のパワートレイン強化が示唆されている。

トヨタ・カローラ・クロスのGRスポーツ。

今後のGRスポーツは足とボディだけのチューンから、より踏み込んだパフォーマンス向上を期待できるものへと発展していきそうな気配だ。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)
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