2025.09.05

CARS

新しいベントレーのコンチネンタル GTとGTCで軽井沢までドライブ 目的地は美食の聖地と言われるレストラン

試乗車は6リッター12気筒の後継と位置付けられている、ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッドと呼ばれるプラグイン・ハイブリッド・システムを搭載するGT スピードとGTC スピード。

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プラグインハイブリッドのパワートレインを搭載した最新のベントレー・コンチネンタル GTとGTCの2台で、暑い東京を抜け出して贅沢なひと時を味わいに軽井沢へグランドツーリング。

好奇心を刺激する冒険旅

ベントレー・コンチネンタル GTのステアリングを握ると、旅に出たくなるというのは本当だ。



よくハンドリングが軽快なクルマのことを、交差点を曲がるだけでも楽しいと表現することがあるが、コンチネンタル GTのシートに座ってステアリングを握ると、その瞬間から不思議ともう旅が始まっているような気持ちになる。もっと言うと、ただ前に立っただけで、旅に誘われているような気がしてわくわくしてくるのだ。

これは元々こちらがグランドツーリング好きということもあるが、その車名にGTとあるとおり、コンチネンタル GTが最も得意とするのが長距離移動だからだろう。

BENTLEY CONTINENTAL GTC SPEED システム総出力782馬力、1000Nmのウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッドのドライブトレインはGTと同じ。試乗車のGTCもGTと同じファーストエディションで、ファーストエディションスペシフィケーションを含む専用装備を搭載する。車両本体価格は4312万円。

かつて白洲次郎がケンブリッジ大学を卒業したときに、1924年モデルのベントレー3リッターを新車で購入してヨーロッパをグランドツーリングしたことはよく知られている。ベントレーに旅が似合うと思うのはこのイメージがあるからに違いない。

しかし、オープンボディの当時のベントレー3リッターは、いまで言えばレーシングカーのようなものだ。これはもう過酷な冒険と言っていい。欧州の、特に貴族階級には社会に出る前の通過儀礼として冒険旅行に出るという伝統があった頃の話だが、クルマ好きが夢想するグランドツーリングはいまでも好奇心を刺激する冒険旅なのだと思う。

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