2025.09.05

CARS

新しいベントレーのコンチネンタル GTとGTCで軽井沢までドライブ 目的地は美食の聖地と言われるレストラン

試乗車は6リッター12気筒の後継と位置付けられている、ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッドと呼ばれるプラグイン・ハイブリッド・システムを搭載するGT スピードとGTC スピード。

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新しいベントレーの味とは?

パワートレインはどうだろう。アクセル開度が75%、速度が140km/hまではEV走行ができるが、高速道路に入っても粛々とモーターで走り続ける。

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以前12気筒モデルを試乗したときに、ただ速いだけではだめで、大事なのは速さの質がベントレーらしいかどうかだと語ったことがある。ベントレーらしさとは、いっぱいいっぱいと感じさせない余裕だと書いた。



ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッドはシステム全体で782馬力、1000 Nmという途方もないパワーとトルクがある。4リッターV8ツインターボのエンジンだけで600馬力もあり、659馬力だった12気筒に並ぶような勢いだ。

走行モードをスポーツにすると主役はエンジンに変わる。試しに追い越し加速を試みた。速い。これまで経験したどのベントレーよりも速い。

しかし、驚いたのはその速さの質が変わったことだ。単に余裕があるだけの話ではない。その余裕の質が洗練されている。緻密な12気筒エンジンが紡ぎ出していた味とは別の、モーター制御がつくり出す新しいベントレーの味。

回転フィールや音まで含めて、エンジンとモーターの新たなハーモニーをここまで上質に仕立て上げたベントレーのエンジニアに素直に拍手を送ろう。もっと走りたい。もっと遠くへ行きたいと熱望させる見事なグランドツアラーである。

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