2025.09.02

CARS

ぐっとすっきりした顔つきに 新型「プジョー308」はブランド初の光るエンブレムも採用 デンキの「e-308」は航続距離10%アップ

新型プジョー308はライトの“爪痕”とグリルが一体の新デザインへ。

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プジョーが、フランス本国で308のマイナーチェンジを発表。外観を一新し、パワートレインもブラッシュアップが図られた。

最新プジョーと共通の顔つきになり一気に洗練


フロント周りは全面的にリニューアル。ヘッドライトには3本の爪痕のようなシグネチャー・ライトが組み込まれ、グリルはボディ同色の縦基調に変更。

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バンパーも新形状で、ホイールアーチへの導風改善などで、セグメント最良レベルの空力性能を実現したという。GTグレードでは、グリル上部とエンブレムにイルミネーションを備えた。



ホイールのデザインも新しくなり、スポークとディッシュを組み合わせたような、空力にも配慮した斬新な形状を採用。アリュールには17インチ、GT以上とBEVモデルには18インチを装着する。



ボディ・カラーは、308にラゴア・ブルー、308SWにインガロ・ブルーを追加した。



インテリアでは、デジタル・メーターに新たな3Dグラフィックを導入。こちらは最上位グレードのGTエクスクルーシブに標準装備、GTにオプション設定される。10インチのセンター画面や、5つのショートカットを設定できるiトグルなどによる使い勝手は健在。



308SWハイブリッドは、荷室フロアを2段式として、積載物などに合わせたアレンジが可能となった。

BEVモデルのe-308とe-308SWは、バッテリー容量を54kWhから58.4kWh(実用容量55.4kWh)に拡大。従来型のe-308では410km程度だった航続距離を最大450km、e-308SWでも最大444kmまで伸ばした。

モーター性能はこれまでどおり、最高出力156ps/最大トルク270Nmを発生する。充電性能は、三相・11kWの車載充電器を搭載し、20〜80%チャージは100kW急速充電で32分だ。

PHEV(プラグイン・ハイブリッド)は今回、すでに日本に導入されている8段DCT仕様ではなく、欧州で設定されていた7段DCT仕様のデータを公開。150ps仕様の1.6リットル直列4気筒に125psのモーターと17.2kWhのバッテリーを組み合わせる。モーターのみでの走行距離は85kmと、日本向けPHEVの70〜71kmを2割ほど上回る。



単にハイブリッドと呼ばれるMHEV(マイルド・ハイブリッド)は、モーター出力を従来の16kW(21.8ps)から21kW(28.6ps)へ向上。136psの1.2リットル直列3気筒と合わせ、システム・トータルでは145psを発生する。このほか、1.5リットル・ディーゼル+8段ATも用意される。



最新ラインナップに準じる顔つきにより、従来のアクの強さが影を潜め洗練された印象となった改良型308。欧州市場では2025年秋頃からの受注開始を予定しており、日本仕様の発表も待たれるところだ。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)

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