2025.10.20

CARS

これが噂のAMGのオフィシャル・レーシング・クラブの正体だ! クルマはメルセデスAMG GT2 競走しないで楽しむ究極のドライビング・サークル

この日、クラブのメンバーが富士SWを走らせたのは、メルセデスAMG GT2 Pro。クラブは驚くべきスケールで運営されている。

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GTワールド・チャレンジのレース・ウィークに現れたメルセデスAMGのGT2マシン。競走を目的とはしない、新たなドライビング・サークルの楽しみ方を取材した。

メンバーは1人1台の専用マシンが与えられる!

去る7月12日から13日の週末、GTワールドチャレンジのアジア戦が開かれた富士スピードウェイ。そのピットの一角には、密かに来場者の注目を浴びているメルセデスAMG GT2の姿があった。SNSでも話題を呼んだこのマシンの正体は、「AMG Elite Racing Circle」(AMG ERC)というサークルのプログラムで走行する車両だったのだ。



AMG ERCは、メルセデスAMG車両によるカスタマー・レーシング・チーム「GMR」(GruppeM Racing)が運営するメンバーシップで、メルセデスAMGにとっても初のオフィシャル・レーシング・クラブである。

ERCに加入すると、世界各地のサーキットで開催される特別な走行イベントに参加する権利を得られるというのが全体像だ。ERCが創立以来、初めての走行イベントを開く場に選んだ富士で、その一部始終を見ることができた。

マシンはGMRとAMGのメカニックの手で万全の状態に整備される。

ERCではメンバーになると、1人につき1台の専用マシンが与えられる。その車両はジェントルマン・カテゴリーであるGT2クラスのホモロゲーション・モデル「メルセデスAMG GT2」をベースに、出力の向上などいくつかの変更を受けた「メルセデスAMG GT2 Pro」のワンメイク。サーキットでスポーツ・ドライビングを楽しむ歓びを共有するサークルであるERCでは、競うことは目的としないため、ホモロゲーションは不要なのである。

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