2025.10.16

CARS

「フィアット・パンダ」は立派になった“グランデ”と可愛らしい“パンディーナ”の2本立て【両方上陸して欲しい!】欧州で新旧パンダはしばらく併売に

小さくても大きくてもパンダはどっちもイイ!

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フィアットが、「パンダ」のバリエーションを拡充する。日本未導入の「グランデ・パンダ」はパワートレインを拡充するほか、従来モデルの「パンダ」もお色直しして継続販売される。

大きいのも小さいのも、どっちもパンダはイイぞ!


「グランデ・パンダ」は2024年末に電気自動車版とマイルド・ハイブリッド仕様を発売し、2025年はさらに1.2リットル直列3気筒ターボがベースのハイブリッドを発表。コンセプト・モデルながら4輪駆動の「4x4」も披露され、ラインナップを広げているが、2026年モデルでは、なんと純ガソリン・エンジン仕様が設定される。

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グレードは3つで、エントリー仕様の“ポップ”はマニュアル・エアコンや10インチのデジタル・メーター、音声認識付きスマート・ステーションといったベーシックな装備内容。上位の“イコン”では、前後LEDライトやリア・スポイラー、10.25インチのタッチ画面やワイヤレスのミラーリング、6スピーカーなどが加わる。安全装備は、“ポップ”でもADASをフル装備し、6エアバッグも備わる。



最上位の“ラ・プリマ”は、17インチのアルミホイールやルーフ・レール、スキッド・プレート、プライバシー・ガラスなどで外観を差別化。内装は、プレミアム・ファブリック仕様のシートやソフトタッチのステアリング・ホイール、竹繊維を用いたダッシュボード、ファブリック張りのドア・パネルなどを採用。ナビやワイヤレス充電器、オート・エアコン、駐車センサーやリア・カメラ、降雨センサーも加わる。

また、右ハンドル市場での存在感向上を図る旨も明言。いよいよ日本上陸も近づいている、と思いたい。



しかし、それ以上に導入を期待したいのが「パンディーナ」と改名した従来型「パンダ」だ。全長3690mmの、使い勝手がよく手頃な価格のコンパクト・カーは、まだまだ需要があるようで、イタリア語で小さいことを示す接尾辞を加えた車名で再出発する。



ラインナップは“ポップ”と“イコン”、そしてクロスオーバータイプの“クロス”で、パワートレインはハイブリッドのみの設定。



日本の道路事情にもフィットするサイズ、実用性の高い5ドア・ボディ、そしてなにより、これぞフィアットと膝を打つキビキビした走り。グランデ・パンダの上陸も待ち遠しいが、彼の地だけでなく、パンディーナもふたたび新車で味わえることを期待したいクルマだ。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)

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