2025.10.20

CARS

新型アルファ・ロメオ・トナーレ登場! ビジュアルからパワートレインまで刷新

デザイン一新! したアルファ・ロメオ・トナーレが発表に

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アルファ・ロメオがミドルサイズSUV「トナーレ」のマイナーチェンジ・モデルを公開した。ルックスからパワートレインまで、幅広く手が加えられている。

「33ストラダーレ」や「GTA」がモチーフ


エクステリアは、まずエンブレムを変更。モノクロームで、かつての「33ストラダーレ」や「GT 2000」にインスパイアされた、凹部のある立体的なデザインとなった。

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フロントまわりは、ヘッドライトとの一体感が増したアッパー・グリルと、スモールSUVの「ジュニア」との共通性を持たせつつ左右が強調されたロワー・グリルにより、“トリローブ”と呼ばれる三つ葉のモチーフをより明快に感じさせる。



盾型グリルの脇には、やはり往年の「ジュリアGTA」を思わせるダクトが穿たれた。



プロポーションは、フロントのオーバーハングを短縮し、前後トレッドを拡幅。ホイールは伝統的なデザインの19インチと、従来より軽くなった20インチを新規に設定する。ボディ・カラーは、新たなメタリックの3色を含む8色を展開。オプションのブラック・ルーフは、サンルーフとの組み合わせも可能だ。



インテリアは、“カネロニ”と呼ばれるリブが刻まれたシートを新設定。表皮は赤いレザーのほか、白と黒のアルカンターラが選択でき、後者はダッシュボードもアルカンターラ張りとなる。そのダッシュボードをはじめ、ドア・パネルやアーム・レストにはスティッチを施した。



シフト・セレクターはダイヤル式となり、合わせてセンター・コンソールの形状を変更。



シフト・チェンジは、ステアリング・ホイールに設置したパドルでも行える。発売記念モデルの“スポルト・スペチアーレ”は、蛇皮をイメージしたダッシュボードに、カラフルなグラデーションのアンビエント・ライトを選べる。



パワートレインは、1.5リットル直列4気筒可変ジオメトリー・ターボがベースの48Vハイブリッドである“イブリダ”が最高出力175psを発生。7段DCTを介して前輪を駆動する。“イブリダ・プラグイン”ことPHEVは、190psと270psを設定し、“Q4”こと4WDシステムを搭載する。また、130psで6段DCTを組み合わせる1.6リットルのディーゼルもラインナップ。

足まわりはスポーティなチューンで、デュアル・ステージ・バルブ(DSV)の電子制御サスペンションと、パッシブながら減衰力可変式のFSDダンパーを設定。ブレーキはバイ・ワイヤ技術を採用し、ギア比13.6:1の操舵系はこのセグメントでもっともダイレクトだという。拡大されたトレッドにより、ロールやアンダーステアの減少も図られた。



エントリー・グレードは17インチ・ホイールなどベーシックな仕様だが、前後フルLEDライトをはじめ、12.3インチのデジタル・メーターと10.25インチのセンター・ディスプレイ、ワイヤレス・ミラーリング、各種ADASなど装備は充実。その上が“スプリント”で、18インチ・ホイールやプライバシー・ガラス、アルミ・ペダル、ナビ搭載インフォテインメント・システムなどが与えられる。

さらに上位の“Ti”は、プレミアム志向のグレード。レッドかブラックのレザー・シートを採用し、電動の8ウェイ調整とランバー・サポート、ヒーターとベンチレーションを備えるほか、ヒーターを仕込んだウォッシャー・ノズルや、アルミのシフト・パドルなども加わる。

最上位グレードは、スポーティなキャラクターの“ヴェローチェ”。19インチ・ホイールと赤いブレンボ製4ポット・キャリパー、クローム仕上げの2本出しテール・パイプ、ブラックの車名ロゴを装着するほか、電子制御サスペンションも搭載する。



よりアグレッシブなビジュアルと、パワフルになったパワートレインを得た改良版トナーレ。激戦区のCセグメントSUV市場で、これまで以上の存在感を示すモデルになりそうだ。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)

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