2026.01.18

CARS

国沢光宏(自動車評論家)が、小さくておしゃれな国産車3台に試乗 N-ONE e:って、こんなにおしゃれだった

国沢光宏(自動車評論家)が、小さくておしゃれな国産車3台に試乗

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【全2回の(前篇/後篇)の前篇】
小さくておしゃれなクルマに乗りたい! 欧州勢に負けず劣らず多数の小型車を輩出する日本メーカーから集めたのは、キャラクター、ボディサイズ、そしてパワートレインのいずれも異なるホンダN-ONE e:、スズキ・クロスビー、レクサスLBXの3台。モータージャーナリストの国沢光宏氏はそれぞれのモデルのどこにおしゃれを見出したのだろうか?

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おしゃれな人が乗るクルマ

特集のタイトルは「小さくておしゃれなクルマに乗りたい!」とのこと。「おしゃれ」って何か? 原稿を書くにあたり語源を含めた意味を調べてみたら、大ざっぱに言うと、「センスが良い」とか「見栄えが良い」「粋」みたいなことになるようだ。トラッドでも流行でもない。英語ならStylishですね。もちろん“物”だけでなく“人”も対象になる。ということで私はおしゃれな人が乗るクルマと定義してみた。



その上で「小さなクルマ」ということになれば、セカンドカーかシティランナバウトという使い道になる。ハイウェイを使って長駆し大量のお土産を買いに行く用途じゃない、ということです。なるべくコンパクトであり、その気になれば4人乗れれば万全でしょう。今回編集部がセレクトしたクルマは3車種。皆さんクルマを見て「少し地味だな」と思うことだろう。なんも! じっくり見るとなかなか考えられている。

まず軽規格の電気自動車だ。道路が狭く駐車場事情も悪い東京や大阪に代表される都市部の移動を考えると、軽自動車ほど便利なモビリティはない。一度乗ると便利さに負けてしまう。私なんか軽自動車ばかり乗るようになることを恐れ、自宅では手元に置かないようにしている(八丈島の釣り小屋にはハイゼット・デッキバンとN-VANe:が置いてあります)。とにかく移動のストレスなし。買い物や用足しの足として最高です。

かといって普通の軽自動車がおしゃれかと聞かれたら「違うでしょ!」。文字通り「普通」である。電気自動車ならどうか? 相当おしゃれだと思う。おしゃれは自分で意識する“文化”であると同時に「周囲の人からおしゃれだと評価されること」と語源は教えてくれる。嬉しいことに国や自治体もおしゃれの背中を押してくれる。国から57万4千円、東京都在住だと50万円を上乗せした補助金が出るのだ。

真ん中のクロスビーは軽自動車のように見えるけれど、白いナンバーを見れば解る通り小型車。編集部とすれば「普通の軽自動車だとおしゃれっぽくない」ということなんだと思う。その通りです。もちろん軽自動車がダメだと言ってるんじゃない。考えて頂きたい。基準は「エンジン誌を読むような人」である。クルマ通なら「小さな高級車」という概念を御存知だと思う。ブランドだとランチア。車種ならADO16などが代表。クロスビーについては後段で説明したい。

3台目にコンパクトなスポーツカーをピックアップしてきた。今回は6段マニュアルミッションのモリゾウRRながら、もちろん競技で鍛えた8段DATでもいい。この手のクルマだとセカンドカーとしての用途が大幅に広くなる。週末にミニサーキットで全開走行を楽しむもよし、休日に気持ちの良いワインディングロードを味わうも良し。なんせ中身はWRCにも参戦しているGRヤリスのラリー2車両のベースモデル。文句なしでしょう。

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