2026.01.14

CARS

ホンダNSXトリビュートbyイタルデザインの成り立ちの謎に迫る! 開発期間はわずか4カ月? 前篇【東京オートサロン2026】

イタルデザイン版NSXがホンダに承認されたのは日産GT-Rがあったから!?

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イタリアのカロッツェリア、イタルデザインが手がける「ホンダNSX」が東京オートサロン2026で公開される! という事前の告知はかなり衝撃的だった。それが実は初代ではなくなんと2代目をベースとしていたことや、お披露目そのものの模様はすでに既報の通りだが、ここでは今回のお披露目に併せて来日した、開発ビジネス担当者とデザイン責任者とへのインタビューの模様をお届けする。

◆前後篇2つのインタビュー! 後篇はこちら!

オートサロン2026、すべての出展社に先駆けて発表!


オートサロン初日、2026年1月9日朝9時少し前。駆けつけた北ホールのイタルデザインのブースは、MR.HIRO CAR STUDIOという大阪の企業との共同展示となっていた。



ここは大阪でスポーツカーや「トヨタ・スプリンター・トレノ(AE86)」のレンタル事業を営んでおり、以前イタルデザインが手がけた「日産GT-R 50バイ・イタルデザイン」を購入したことがきっかけとなり、今回の共同展示に繋がったらしい。



ただし今回の主役たる「ホンダNSXトリビュート・バイ・イタルデザイン」を引き立てるべく並んでいたのは、残念ながらR35ベースのイタル版GT-Rではなく、同社のデモカーの「日産スカイラインGT-R(BNR34)」だった。



発表会の開始時刻はすべての出展企業の中でトップ・バッターとなる9時ちょうど。一般への実車公開が初で、ものすごく話題となっていたGR GTを披露するトヨタよりも先である。

イタルデザインという歴史ある会社の影響力の大きさと、意気込みが感じられる。



実はその会の直前、少しだけイタルデザイン・デザイン責任者のホアキン・ガルシア(Joaquin Garaca)さんと話をすることができた。

たまたまこのブースのすぐ裏手にはシンガーの展示があったので話題になったのだが、まず彼は「レストモッド自体は素晴らしいもので、シンガーはその好例です。ただし、私たちのクルマは別のもの。これはノスタルジックなものやレストモッドではない。新しい解釈なのです」と断言した。

それにイタルデザインは、今回のNSXでホンダのお墨付きを得ているのである。ここもシンガーとは違う。

「我々は自動車メーカーとの協業に慣れています。ごく日常的なことなんです。そして最初から最後まで、自動車を開発する能力があります。デザイン、エンジニアリング、そして生産するまでの全行程において。そこは自身があります。だからこそ、ホンダもこのプロジェクトを認めてくれたのです」



ところで先日、同じくイタリアのカロッツェリア、ピニンファリーナがミラノのJASモータースポーツというホンダのレーシング・パートナーと手を組み、初代ホンダNSXを用いたレストモッド・カー「テンセイ(TENSEI=転生)」を発表している。



それにかつて初代NSXの造形の雛形となったのは、ピニンファリーナによるコンセプト・モデル、「HP-X」だった。

しかし現代においては、イタルデザインとホンダの関係は、エクステリア・デザインだけに留まらないものだという。いうなれば関係の深さのレベルが違うのだ。

なお今回の「ホンダNSXトリビュート・バイ・イタルデザイン」の存在が公表されたタイミングは、実はピニンファリーナのテンセイよりもずっと前だったそうである。

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