2026.05.23

CARS

ジャンプスタートは自分でやるトラブル慣れした奥さんが心強い ビートルとメルセデス・ベンツ220TEとレストア中のワーゲン・バス 家族みんなで楽しむ最高のカーライフ

空冷フォルクスワーゲン(VW)を愛するオトーサンと車両トラブルなんて、なんのそのな素敵オクサン、そしてわんぱく兄弟!

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家も自由にレストア

ガレージの中の扉からも住空間にアクセスできる渡邉家。一級建築士の渡邉さん自らが設計に関わっただけあって、家の中は遊び心溢れるアイディアに満ちている。

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玄関から階段を軽く上った先に吹き抜けのスペースがあり、そこからさらに階段を上がった2.5階というべきあたりに広い居間と、BBQスペースにもなる屋根付きのバルコニーがシームレスにつながっている。

木のぬくもりと広々とした空間が特徴の渡邉家の室内。将来的に壁や床を追加していけるような余白が残されているという。

モノが少なくすっきりとしている室内は、木材がそのまま使われている部分も多く、柔らかな雰囲気を醸し出している。また、家族みんなでペイントしたという壁や、あとから渡邉さんがDIYで追加した棚などもシンプルな見た目だが、実用性は高そう。子供たちのために柱や梁に引っ掛けられているハンモックも、愛車たちと同じように渡邉家の遊び心を代弁してくれる存在といえる。

「ローコストで仕上げたかったということもありますが、ベースの部分を大工さんにしっかり作ってもらって、あとは住みながら必要に応じて徐々に手を加えていくという感じ。ライフスタイルの変化に合わせて色々と進化させていける余白がたくさん残ってるんです」

渡邉さんのガレージとご自宅をひととおり見せていただいて感じたのは、クルマ趣味と家族の日常生活がうまい具合に溶け合っているということだった。クルマとガレージを取材させてもらうと、2つのパターンがあることに気づく。ひとつは愛車を入れておく一般的な車庫で、趣味的な要素はあまり多くなく、自宅と一緒か敷地内に建っていることが多い。もうひとつは自宅とは離れた秘密基地のようなもの。どちらかといえばオトーサンひとりのための趣味のスペースである。

渡邉家は双方のいいとこ取りをしている感じで、家族みんなでクルマとともにある日常生活を楽しんでいることがよくわかる。自らレストア作業をこなすほどのディープなクルマ趣味を楽しみつつ、それでも家族との距離が近いのである。

「ガレージの奥の高めの位置に居間と繋がっている窓がありますけど、そこを開けておけばクルマいじりに没頭している時でも『ゴハンだよ~』の声が届くんです」

グレートとシルバーの外壁ですっきりとした見た目の渡邉家だが、背の高いガレージスペースや広々として風通しの良い室内では、クルマ好きが羨むようなストーリーが紡がれているのである。

文=吉田拓生 写真=中嶋仁菜

(ENGINE2026年2・3月号)

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