2026.04.22

CARS

最新のシトロエンは最良の乗り心地か? フラッグシップSUVが完全刷新! 新型「C5 エアクロス」が販売開始!【535万円〜】

デザインを一新したシトロエンの旗艦SUV「C5エアクロス」が発売!

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今年1月の東京オートサロン2026で披露されたシトロエンの旗艦SUVに相当する「C5エアクロス」が、ついに日本市場で正式発売となった。先代モデルが2019年に日本へ上陸してから約7年。新型はシトロエン・ブランドとしては初となるステラ・ミディアム・プラットフォームの採用と、最新世代の48Vマイルド・ハイブリッドの搭載、そして何よりも大胆に進化した内外装のデザインが特徴だ。

13インチの縦型スクリーンとラウンジのような室内


新型「C5 エアクロス」の骨格となるのは、ステランティスがマルチ・パワートレインへの対応を前提に開発したSTLA-Medium(ステラ・ミディアム)プラットフォーム。シトロエンとしては初採用となるこの車台は、車室内スペースの最大化と低重心化を主眼に設計されており、全長は先代より165mm拡大し4655mmに。ホイールベースは2790mmで、全幅は1905mm。後部座席のレッグ・スペースは従来比で50mm増、頭上スペースは68mm増と、広く快適な居住性を実現している。

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パワートレインは1.2リットル直列3気筒ガソリン・ターボ・エンジンと電動モーター内蔵の6段デュアルクラッチ式トランスミッションを組み合わせた48Vマイルド・ハイブリッド・システム。



システム合計最高出力は145ps、最大トルク230Nmという数値からも分かるとおり、すでにアルファ・ロメオ、フィアット、プジョー、そして同じシトロエンの各車で採用されているユニットだ。「C5 エアクロス」に搭載した場合、WLTC燃費は19.4km/リットルを達成している。



特筆すべきは、シトロエン独自のプログレッシブ・ハイドローリック・クッション(PHC)サスペンションを標準装備した点だ。ただしこれは純粋な機械式のタイプで、もう1つの現行の旗艦車である「C5 X」のPHEVモデルで採用されていた電子式のアドバンスト・コンフォート・アクティブ・サスペンションではない。



フラットで滑らかな乗り心地を生み出し、荒れた路面の衝撃をあっさりといなすセッティングは長年のノウハウの蓄積によるシトロエン独自のものだ。



エクステリアは2019年の先代が持つ丸みを帯びた柔和な印象から一転。水平基調のシャープでモダンな造形へと大胆に路線変更した。フロントは4つの長方形型のシグネチャー・ライトにより、一目でこのクルマが新世代のシトロエンと認識させる、先進的な表情を造り上げている。



リアにも空力性能の向上にも寄与するシトロエン・ライト・ウイングスと呼ばれる造形を採用。



2022年のパリ・モーターショーで発表された「オリ・コンセプト」の思想を受け継ぐこのデザイン要素が、スポーティかつ機能的なスタイリングのアクセントとなっている。



インテリアの目玉はステランティス・グループ最大級となる13インチの縦型ウォーター・フォール・スクリーン。ナビゲーション、各種メディア、空調操作などを集約し、固定ステータス・バーとカスタマイズ可能なショートカット・キーで直感的な操作性を実現した。

上位グレードの“マックス”では、C-Zenラウンジというコンセプトに基づく室内設計を採用。ファブリックと柔らかな素材を効果的に組み合わせ、運転中もラウンジで過ごすような居心地の良さを追求している。



この“マックス”グレードには背もたれとサイド・サポートに15mmのパッドを採用した最上級仕様のアドバンスト・コンフォート・シートが奢られる。シート・ヒーター、ベンチレーション、マッサージ機能が前席は備わるほか、後席にもシート・ヒーターを標準装備。加えてオール・シーズン・タイヤ、LEDマトリクス・ヘッドライト、ヘッドアップ・ディスプレイ、グリップ・コントロール(スノー、マッド、サンドのドライブ・モード付)、ブラック・ルーフなどの装備が追加されている。



安全装備もグレードを問わず充実しており、シトロエン初採用の誤発進抑制サポートが全グレードに搭載。またアクティブ・クルーズ・コントロール、レーン・ポジショニング・アシスト、ブラインド・スポット・モニター(ロング・レンジ)、360度カメラ、リア・クロス・トラフィック・アラートなど先進の運転補助機能も備わる。ラゲッジ容量は565リットルと実用的で、日常使いからレジャーまで幅広いシーンをカバーする懐の深さも備えている。



ボディ・カラーは新色のヴェール・アストリア(オレゴン州アストリアの港町にインスパイアされたグリーン)を含む、ルージュ・ルビ、ブラン・オケニトゥ、ノアール・ペルラネラの4色。



先代「C5エアクロス」は2019年の日本導入時、400万円台の前半から設定されていた。そのため時代の変化と円安であること、そして装備内容の大幅な充実を踏まえても、新型の“プラス”が535万円、“マックス”が570万円という価格設定はやや上昇した印象が拭えない。

だが、1.6リットル・ターボ+8段ATないしはPHEVとなるシトロエンにとってもう1つの旗艦モデルともいえる「C5 X」が581万8000円〜であることや、同じ車台とパワーユニットを用いている「プジョー3008」が504万円〜なのに対し、独自のサスペンションやシートなどのテクノロジーを搭載していることを鑑みれば、納得のいくプライシング、とも考えられる。

文=上田純一郎 写真=シトロエン

(ENGINE Webオリジナル)
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