2020.09.12

CARS

エンジン還暦部員の走行8万kmの古いジャガー、購入5か月目でトラブル発生! 高速PAでエンジンが止まっちゃいました涙 【ジャガーXJ6(1987年型)リポート#3】

京都、軽井沢、箱根と快適ドライブ

advertisement


2019年9月に我が家へやってきた走行8万kmの1987年式ジャガーXJ6。翌月には故加藤和彦さんのジャガーEタイプに会いに行くために京都へ行き、11月には軽井沢に知人を訪ね、12月にはちょっと古いクルマを愛する友人たちと箱根にドライブに行った。そう、2019年の年末まではパワートレインから快適装備までまったく問題がなかった。トラブルを予見させる兆候さえも感じなかった。


自宅のガレージから出すたびに、美しく輝くブルックランズ・グリーンのボディに目を細め、運転席に乗りこめば、磨き上げられた木目パネルとマグノリア・レザーのシートに溜息をついていた。でも、30年以上前のクルマですから来るんですね。トラブルが。




初詣にお伊勢参りへ

年が明けて2020年1月5日。初詣のためにジャガーXJ6で伊勢神宮へ向かった。新幹線ではなく、我が家に来たばかりのクルマで向かうのは、年始めの行事に相応しいと考えた。上質でしなやかな乗り心地に、やっぱりジャガーXJ6で出発して良かったと思った。4.2リッターの直6の吹け上がりもスムーズだ。高速道路に入ると、姿勢がさらに低くなったように感じさせるような抜群の安定感で、ジャガーXJ6は放たれた矢のように進んでいった。

気になることがなかったわけではない。それは電圧計。針が12Vよりかなり低い位置を指している。とはいえ、これは買ってからずっとそうなので、メーターのせいかもしれない。燃料計だって満タンでFULLを指さないじゃないかと自分に言い聞かせた。

それでもちょっと気になって新東名高速の「遠州森町」PAに入り、エンジンを切ると目覚めなくなった。バッテリーの電気がカラになったのだ。1987年式のガソリン車が電欠したのである。オルタネーターの故障だと確信し、ジャンプ・コードによる再スタートをやめ、保険会社の積載車にジャガーXJ6を乗せた。

静岡県の「遠州森町」PAで積載車に積まれ、修理工場へ運ばれた。(写真=荒井寿彦)


文=荒井寿彦(ENGINE編集部) 写真=茂呂幸正


(ENGINE2020年6月号)


▶前回の記事はこちら!
#02 高橋幸宏さんやミカ・バンドのミカさんも運転した英国車のオーナー、音楽家・加藤和彦さんのジャガーに会いに行く エンジン還暦部員、1987年式ジャガーXJ6を買ってみたら……

▶「ちょっと古いクルマが面白い!」の記事をもっと見る



無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement

advertisement

PICK UP

advertisement