レクサスのフラッグシップ・セダン、LSが2017年に登場した現行モデル登場初のマイナーチェンジを実施。外観のイメージチェンジをはじめ、新技術を用いたボディ色や高級内装材の採用、操作系の改良、最先端の運転支援技術導入など、多岐にわたりブラッシュアップが図られた。



外観はヘッドライトなど灯火類やバンパーのデザイン変更によりイメージを刷新。室内では、シート表皮の縫製を変更するとともに、新開発の低反発ウレタンパッドを導入し、快適性を高めた。また、各部のデザインや材質を刷新。プラチナ箔と銀糸を用いた西陣織の装飾を施すトリムを設定するなど、高級志向を一層強めている。操作面では、タッチ操作式の12.3インチワイドディスプレイを導入したほか、スマートフォンとの連携機能を強化した。
LS500に搭載される3.5リッターV6ツインターボは、ターボの電動ウェイスト・ゲートの制御を最適化することでアクセレレーターの操作に対するトルクのレスポンスを向上、また、燃焼室形状の変更やコンロッドの軽量化と剛性向上、制御の見直しにより、燃費と静粛性能を高めている。またシャシーでは、可変ダンパーの改良で乗り心地や操舵レスポンス、安定性を高めたほか、スタビライザーやタイヤ、バンプ・ストップ・ラバーやエンジン・マウントに潰瘍を施すことで、振動と衝撃を低減させた。さらに2WD車ではフロント・サスペンションのアルミ鍛造アームと質量を低減したタイヤの採用で、バネ下重量を3.5kg削減している。




先進安全技術では、プリクラッシュ・セーフティ機能の検知対象に、右折時の対向直進車や右左折時前方の横断歩行者を追加。またAI技術による学習に基づき、購入後もソフトのアップデートによる継続的な機能追加と性能向上が可能になった。さらに、自動車専用道路でのレベル3の運転支援機能が、2021年内に追加される予定だ。
パワーユニットは従来どおりLS500の3.5リッターV6のツインターボとLS500hの3.5リッターV6ハイブリッドの2タイプ。いずれも4グレード展開で、FRと4WDが設定される。価格は1073〜1728万円。

文=関 耕一郎
(ENGINE2021年2・3月合併号)
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