アストン・マーティン最速のオープン　F1気分を味わえるヴァルキリーにスパイダー登場

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F1のレッドブル・ホンダでお馴染みのレッドブル・アドバンスト・テクノロジーズとアストン・マーティンが共同開発したスーパースポーツカーのヴァルキリーに脱着式ルーフを備えるスパイダーが追加された。アストン史上最速のオープントップ・モデルの誕生だ。

脱着式カーボンルーフを装着

脱着式ルーフはカーボンのセンター・パネルと、ポリカーボネートの左右ウインドウで構成。ドアはクローズド・クーペ・モデルのガルウイング式から、前方へ跳ね上がる前ヒンジのディヘドラル式に変更。ドアだけでなくルーフの一部がガルウイング式に上方へ開くため、クローズド時でも乗降性を損ねない。

性能はクローズド・タイプと遜色なし

オープン化にあたり、カーボンファイバーの車体構造を改良したが、クローズド・クーペに対する重量増加は少なく抑えられた。さらにアクティブエアロのセッティングを全面的に見直している。クローズド・クーペ同様、フロア下面のコクピット両側を走るトンネルとリア・ディフューザーを主体とする空力設計はエアロパーツをボディ上面に付加することなく、「トラックモード」では240km/h走行時に1400kg以上のダウンフォースを発生させる。

6.5リッターV12ハイブリッドは1155psを発生

パワートレインはクローズド仕様と同じ、英国コスワース社の協力を得て開発された最高出力1155ps、レブリミット11000rpm以上を誇る6.5リッターV12がベースのハイブリッド。最高速度はオープン時で330km/h以上、ルーフ装着時には350km/h以上に達する。公道走行可能なモデルでありながら、世界耐久選手権を戦うLMP1マシンに匹敵する性能を有する。

生産台数は左右ハンドル合わせて85台。予約受注は近日中の開始を予定している。納車は2022年下半期からとなる見込みだ。