2021.11.02

CARS

ついに生産終了! ロータス・エヴォーラGT410スポーツに乗って「ロータスとは何か?」を考える

ロータス・エヴォーラGT410スポーツに乗ってロータスとはいったい何かを再考してみた。ロータスを、ロータスたらしめているものはいったいなんなのか? エヴォーラは、ロータスで育ち、ロータスを誰よりも良く知るスペシャリストによって産み出されたクルマだ。まずはロータスの本拠地、イギリスのへセルで出会ったエンジニアの話からスタートしうよう。

ミスター・ハンドリング・バイ・ロータスとの出会い

「何が“ロータス”なんだろうね?」

ずいぶんと昔、エリーゼの取材で英ノーウィッチにあるロータスの本拠地、ヘセルに行った。近くのパブで食事をしながら話した初老の男の答えは、確かこんな感じだった。



「ライトウェイト。優れたロード・ホールディング。実際の反応は鋭いが、ドライバーには挙動がゆっくり確実に感じられるハンドリング」

彼はロジャー・ベッカーと名乗った。初代ヨーロッパの生産ラインの工員としてキャリアをスタートさせた古参のメンバーの1人で、ヴィークル・ダイナミクスのスペシャリストだった。聞けば、ヨーロッパ・スペシャル以降、すべてのロータスのロードカーは彼の手が入ったものだという。そして彼はエリーゼの開発チームを率いたリーダーその人でもあった。僕は彼に“ミスター・ハンドリング・バイ・ロータス”というニックネームを付け、ことあるごとに昔話や開発の裏話を聞きに行った。

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