ついに生産終了！　ロータス・エヴォーラGT410スポーツに乗って「ロータスとは何か？」を考える

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2021年、ジーリー・グループは満を持してロータスの行き先を発表した。なんとエリーゼもエキシージもエヴォーラも生産は終了だという。しかしロータス最後の内燃エンジン車である新型エミーラには、エヴォーラのパッケージングとV6スーパーチャージド・ユニットと6段MTが引き継がれる。ロータスはエミーラは2シーターとなり、シャシーは異なる寸法の新型だというが、車体サイズがほぼ同じでパワートレインも共通なら、蓄積されたヴィークル・ダイナミクスのノウハウを活かさない手はない。

目標重量は1405kgだが、エミーラの装備は現代流に一新されたから、重量増は確実だ。しかし、それを抑える奥の手がある。トヨタのパワートレインと別に、AMG製4気筒ターボを載せる仕様があるのだ。

はてさてエミーラはどんな仕立てになるのか。それは正しく受け継がれる“ロータス”なのか。デリバリーはV6版は2022年。4気筒版が2023年。信じて待ちたい。

文＝上田純一郎（ENGINE編集部）　写真＝阿部昌也

■ロータス・エヴォーラGT410スポーツ
駆動方式　エンジン・ミドシップ横置き後輪駆動
全長×全幅×全高　4390×1850×1240mm
ホイールベース　2575mm
トレッド（前／後）　1564／1575mm
車両重量　1410kg
エンジン形式　水冷V型6気筒DOHCスーパーチャージャー
排気量　3456cc
最高出力　416ps/7000rpm
最大トルク　420Nm/3500rpm
トランスミッション　6段MT
乗車定員　4名
サスペンション（前／後）　ダブルウィッシュボーン／コイル
ブレーキ（前／後）　ベンチレーテッド・ディスク／ディスク
タイヤ（前／後）　235/35R19／285/30ZR20
車両本体価格　1496万円

（ENGINE2021年11月号）

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