2021.12.04

CARS

今話題のポルシェ・エクスペリエンス・センター東京を体験! 運転の練習に最適な施設だ!!



この施設には、先のハンドリング・トラックを含めて6つのドライバー育成モジュールがあるが、どれを体験するかは受講者が自ら選ぶことができる。私はこの日、その中から、911では行けないオフロード・トラックと、現時点では未設置のキック・プレート(機械を使って強制的にスピン状態を作る)を除く、4つすべてを体験することにした。



まず向かったのは、ダイナミック・エリア。200m×30mの平面の舗装エリアで、ローンチ・コントロール、フルブレーキング、パイロン・スラロームを練習する。これは、まあ、小手試しのようなものなので、一回だけ走って終了。すぐに次のローフリクション・ハンドリング・トラックに向かう。アイスバーンに近い低ミュー舗装を施された周回コースということなのだが、思ったよりミューが高くて、優秀なトラクション性能を持つ最新の911では無茶をしない限り普通に走れてしまう。そこでコーナーでドンとアクセレレーターを踏んでリアを流すことになるのだが、コース幅が意外に狭く、あまり気持ち良くお尻を流す気分になれない。で、これも早々に切り上げて、次のドリフト・サークルへ。



結論から言ってしまうと、この日私が一番楽しんだのが、このドリフト・サークルだった。スプリンクラーで散水された低ミュー路の円周コースをドリフトしながらグルグル回る練習をするのだが、これが面白いのなんのって。最初はアクセレレーターを踏みすぎてスピンしたり、うまく後輪を流し出せなくてアンダーステアが出たりもする。しかも、一周すべて路面が同じ状態というわけではなく、場所によってより滑り易かったりもするのだからやっかいである。でも、コツを掴むとスムーズにドリフト状態で回り続けられるようになってくる。意外だったのは、時計回りと反時計回りでは難しさが違うことで、私は右ハンドルの試乗車では反時計回りの方がずっとうまくできた。目線の方向と関係がある気がするが、本当の理由は不明だ。



最後に、一番の目玉であるハンドリング・トラックはどうだったか。これはもう圧巻である。最初の鈴鹿を模したS字はブラインド・コーナーの連続で鈴鹿より難しいし、坂を上り切ったところにある本場ニュルブルクリンクと同じカルーセル・コーナーは、バンク角が急だから慣れないとちょっと進入にためらうかも知れない。続く微妙なRのついた高速コーナーを駆け抜けると、急坂を駆け下りるコーク・スクリューが現れるが、その前から少し下っているので、スピード・コントロールが難しい。そして最終コーナーは進入時からしっかりとその先のラインを思い描いていないとキレイに走れない。

このコースがうまく走れるようになったら、それこそ完璧なポルシェ乗りになれるだろう。ポルシェ好きはもちろん、スポーツカー好きならぜひ一度は挑戦してみて欲しい。

文=村上 政(本誌) 写真=ポルシェ・ジャパン

(ENGINE2022年1月号)

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