2021.12.16

CARS

ガダルカナル・タカさんの愛情いっぱいのカーライフ トライクは奥さんへのプレゼント! 

クルマ好きのゲストを迎え、「これまでに出会ったクルマの中で、人生を変えるような衝撃をもたらしてくれた1台」を聞くシリーズ。今回は、SFアニメから出て来たようなトライク(=3輪自動車)にまたがり、満面の笑みでポーズを決めるガダルカナル・タカさん。わが人生のクルマのクルマは、31年間持っているポルシェ911です。

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実はかなり繊細な心の持ち主

遠くからウォーンという排気音が聞こえてくる。しばらくすると、これまで見たことのない乗り物が目の前に滑り込んできた。思わず「何これ?」と呟いてしまった未来的な乗り物は、前2輪、後ろ1輪のトライク(=3輪自動車)だ。その斬新なデザインは、まるでSF映画から抜け出てきたようだ。



「今日乗ってきたのは、ボンバルディアというカナダのメーカーが手掛けたカンナム・スパイダーです」

ヘルメットを脱ぎ、笑顔を見せるのはガダルカナル・タカさん(以下タカさん)。迷彩のジャケットとレンガ色のパンツといういで立ち。カンナム・スパイダーのオレンジ色のフレームによく似合っている。

「どんなポーズでもしますから、言ってくださいね。まあ、被写体がいいから何やってもカッコイイ感じにはなっちゃいますけど(笑)」

どんなポーズどころか、撮影のためにカンナム・スパイダーをあちこち動かすのも、終始笑顔で対応してくれる。こちらからお願いをする前に、気を使って動かしてくれることも多く、現場全体に気配りをする姿が印象的だ。TVで見ると豪放磊落な感じのタカさんだが、実はかなり繊細な心の持ち主なのかもしれない。

奥さんの誕生日に買いました

カンナム・スパイダーを購入したのも、タカさんの優しさからだった。

「今年の5月に愛犬が亡くなったんです。オレもキツかったけど、カミさんがすごく凹んでて。ちょっと明るくなるものを見つけてあげたいなと思ったんです。そこで以前から気になっていたカンナム・スパイダーをカミさんの誕生日にプレゼントしました」



奥さんの気持ちを少しでも上げてあげたいと思って買ったカンナム・スパイダーだが、タカさん自身もその楽しさにハマッている。

「本当はオレの方が嬉しいのかもしれない(笑)。もう、こればっかり乗ってます」

これまでオートバイを保有したことがないタカさんには、カンナム・スパイダーの走行感覚がとても新鮮だったようだ。

「クルマの窓を開けて走っているときよりも、匂いも含めていろいろな感覚が直接来る。季節の変わり目も風の冷たさでわかる。バイカーの気持ちがやっとわかりました」

しかし、バイクのような乗り物は奥さんにとってハードルが高くなかったのだろうか。

「これ3輪(前2輪、後ろ1輪)だからコケないじゃないですか。前1輪、後ろ2輪のトライクと比べると、コーナリングも含めて安定性も高いんです。カミさんはこれで長野県の渋峠とか、山中湖とかに行ってます」

カンナム・スパイダーに乗ることになって、ファッションが変わったり、バイク用品のショップに出かけたりと、新しい発見があることも楽しいという。

「レインウェアなど機能重視のファッションが気になることなんて、いままでなかったですからね。カミさんが僕のスマホでネット・ショッピングしてるんで、“お買い上げありがとうございました”というメールがしょっちゅう来ます(笑)

カンナム・スパイダーを夫婦で楽しんでいるタカさん。これまでに、ホンダ・シビックRS、日産サニー、ジャガーXJS、デイムラー・ダブルシックス、ジャガーXタイプ、メルセデス・ベンツS550、BMWX5など多くのクルマを乗り継いできた。現在はカンナム・スパイダーのほかにポルシェ911カレラ2(964型)、メルセデス・ベンツC63AMG、メルセデス・ベンツGL550を持っている。



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