2022.01.07

CARS

25歳で背伸びをして買った新車のジャガー 俳優の仲村トオルさんが語った苦楽を共にした愛車とは

クルマ好きのゲストを迎え、「これまでに出会ったクルマの中で、人生を変えるような衝撃をもたらしてくれた1台」を聞くシリーズ。今回は、テレビ、映画、舞台で大活躍の俳優、仲村トオルさん。25歳のときに新車で購入したジャガーに30年間乗り続けてきた。同じクルマに乗る『エンジン』編集部のアライが、ジャガーを愛する理由を聞きました。

30年、ともに走ってきたクルマ

クルマ好きの人に話を伺うのは楽しく、この仕事をしていて良かったといつも思う。とりわけこの日は特別だった。取材相手は私の愛車と同じクルマに乗る人だったからだ。自分の愛車、1992年型ジャガーXJSコンバーチブルに乗って撮影現場に向かった。



自分のクルマを使って撮影アングルなどを考えていると、グレー・メタリックのジャガーXJ-Sコンバーチブルが静かにやってきた。ボディ・カラーも私と同じだ。降り立ったのは俳優の仲村トオルさん。長身の仲村さんがジャガーの横に立つと、車高がよりいっそう低く見える。

「今日、エンジンの取材なのでこれを持ってきました」

そう言うと、ポケットの中から「ENGINE」とロゴの入ったアーミーナイフを取り出した。以前に定期購読者向けにプレゼントしたものである。仲村さんは創刊からずっと本誌の愛読者で、私が同じクルマに乗っていることも知っていた。仲村さんにとっても同好の士から取材されるのは特別なことかもしれない。

仲村さんのジャガーXJ-Sコンバーチブルは1991年型。いわゆる前期型で、マイナーチェンジを受けた私の後期型とはテールライトなどの形状が異なる。

仲村さんは25歳のとき、新車で購入した。

「20代前半だったと思います。時代劇に出演したときに、京都の撮影所に大先輩の若山富三郎さんがジャガーXJ-Sコンバーチブルに乗って登場されたんです。色は黒だったと思います。なんてカッコイイんだろう! と思いました」

バブルの頃で同世代の俳優たちのなかにはメルセデス・ベンツやポルシェに乗っている人もいた。でも、自分にジャガーは時期尚早なんじゃないかという気持ちもあったという。「当時はトヨタ・スープラに乗っていました。新型トヨタ・ソアラのカタログを見てカッコイイ! と思い、ソアラにしようかな? と」

JAGUAR XJ-S V12 CONVERTIBLE ジャガーXJ-SはジャガーEタイプの後継として1975年にデビュー。カルマン社が手掛けたコンバーチブル・モデルは1988年に登場した。当時は6気筒モデルも用意されていたが、仲村さんの愛車は5.3リッターV12エンジンを搭載する。1991年にマイナーチェンジ、車名もXJ-Sからハイフンを抜いたXJSとなった。仲村さんのジャガーXJ-Sはマイナーチェンジ前の最終モデルとなる。

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