2022.01.21

CARS

フル擬装のプロトタイプからわかったこと 新型シビック・タイプRがオートサロンに出現

ホンダは東京オートサロン2022で次期シビック・タイプRのプロトタイプをお披露目した。

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外観は専用のカバーでガッツリ擬装

展示車両には、歴代シビック・タイプRのシルエットと「R」のエンブレムを散りばめたタイプR専用パターンの擬装が厳重に施されている。ボディ・サイズや性能諸元に関する発表はなかったが、ディテールを間近に観察できる初の機会となった。

次期ホンダ・シビック・タイプRプロトタイプ

従来型よりもシンプル

全体的な造形は従来型のFK8よりだいぶシンプルなものになっている。これはベースとなる標準モデルのシビックと同様の方向性だ。しかし、前後バンパーやサイド・シルは空力に配慮した専用デザインになっている。展示車が履くタイヤはミシュラン・パイロットスポーツ4Sで、サイズは265/30ZR19。ブレーキは従来型と同じくフロントの4ポットキャリパーにブレンボのロゴを確認できる。

リアまわりは特徴的な造形がより明確に見て取れる。ウイングは湾曲した羽根の部分を金属ステーで支持するレーシーなルックスで、角度調整機構が盛り込まれることを期待される形状だ。リア・バンパー下部はディフューザー形状となっている。このあたりは、ハイパフォーマンスモデルの定石通りといえるだろう。

次期ホンダ・シビック・タイプRプロトタイプ

同じ3本出しだが、レイアウトが異なる

興味深いのはマフラーエンド。FK8でもトピックとなったセンター3本テールパイプを継承しているが、新型のセンターが太く、左右が細いレイアウトは、左右が太くてセンターが細い従来型と正反対。左右をメインにセンターでサウンドをチューニングしていた従来と機能面でも逆転しているのか、それとも新たな機能を持たせた結果なのか。

正式発表は年内と予告されるが、果たして、どのようなスタイリングと性能を有して登場するか。正式発表を待ちたいところだ。

初代シビック・タイプR前期型

5代目シビック・タイプR後期型

文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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