2022.03.29

CARS

ついに日本上陸した992 型ポルシェ911GT3で、箱根までひとっ走り! 超硬派のGT3が帰って来た!!

ポルシェ911 GT3

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より速くなる一方で、圧倒的な乗りやすさをも手に入れた992型ポルシェ911シリーズの中で、走りの極北とも言うべき位置づけにあるGT3はどんな乗り味に仕立てられているのか。エンジン編集部のムラカミが初試乗した。

スワンネックの巨大なリア・ウイングの存在感が凄い!

シャーク・ブルーのボディ・カラーを纏った第7世代となる新型ポルシェ911GT3は、ポルシェ・ジャパンが入る東京・虎ノ門の高層ビルの地下駐車場の片隅にひっそりと佇んでいた。遠目にはそれほど目立つ存在とは思えなかったのだが、近づくと、エッと声を上げそうになるくらいレーシーなディテールを持っていることに驚かされた。思い切り低められたシャシー、大きく口を開けブラックアウトされたフロント・バンパー下のエアインテーク、センターロック式の鍛造アルミホイールと大径セラミック・ブレーキ、カーボン製のルーフやドア・ミラー、そしてなにより、リア・フード上に備えられたスワンネックの巨大なウイングとリア・バンパー下部のディフューザーが、このマシンがタダモノではないことを主張している。ウイングとディフューザーは、まさにレーシングカーの911RSRから転用されたものだという。GT3RSならともかく、普通の(というのも妙な形容ではあるが)GT3がここまでレーシーな装いを纏ったのは、これが初めてのことだろう。



ドアを開けると、リア・シートが取り払われ、ロール・ケージが組まれているのが目に飛び込んできた。座面の低いカーボン製のフルバケット・シートについて周りを見渡すと、丸いグリップを持ったシフトノブが視界に入って、アレッこれはMTなの、と一瞬目を見張ったが、よく見るとグリップの上部にPRNDの文字がある。新型GT3には6段MTモデルも用意されているが、この試乗車は7段PDKで、カレラのシフトノブがクリック式になり、マニュアル・シフトはステアリングホイールの裏のパドルでしかできなくなったのに対し、GT3ではレバーを前後に押し引きしてシフトできるようになっているのだ。

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