2022.05.02

CARS

アウディとポルシェがEV普及でタッグ 相互利用可能な急速充電ネットワークを整備

アウディ・ジャパンとポルシェ・ジャパンが電気自動車(バッテリーEV=BEV)向けの急速充電器ネットワーク拡充に向け提携。プレミアム・チャージング・アライアンスとして事業を展開する。

102基の急速充電器を相互利用

現在、アウディは52ディーラーに52基、ポルシェは41拠点に50基の急速充電器を設置している。今回の提携により、アウディとポルシェのバッテリーEV(BEV)オーナーはこの全102基を相互で利用できるようになる。



150kW級に出力を増強

また今年夏以降、従来90kWだった充電器の最大出力を150kWへ引き上げる。また、アウディは2024年までに既存の急速充電器をすべて150kW級に刷新するとともに、設置箇所を120店舗へ拡大すべく準備中。ポルシェはディーラー店舗以外に、都市部の商業施設や自社の体験型施設であるポルシェ・エクスペリエンスセンター東京で急速充電器の「ポルシェターボチャージャー」を稼働している。

アウディは現在、8モデルのBEVを日本で販売しているが、2024年までに15モデル以上を発表する予定。一方ポルシェは、マカンの後継モデルがBEV専用車になると予想されている。BEVラインナップの拡充を図る両社が、BEVの普及への障害のひとつである充電ネットワークの不足を補完し合うことが、今回の提携の主な狙いだ。

サービス開始は7月1日を予定している。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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