これは銭、かかるぞぉぉぉ！？　エンジン編集部員がちょっと古いシトロエン、エグザンティアを購入！【シトロエン・エグザンティア（1996年型）長期リポート#2】

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主治医のもとで10カ月間に渡る整備をほぼ終えたシトロエン・エグザンティア（1996年型）。

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2台目は希少な並行輸入車

2年後、僕は並行輸入された緑色の“アクティバ・ターボCT”を縁あって譲り受けた。これが2台目のエグザンティアだ。左ハンドルの、日本にはほぼ上陸していなかった5段MT仕様。ちなみにアクティバとはグレード名であり、シトロエンの象徴たる窒素ガスを封入した緑のスフェアがなんと10個も付き、スタビライザーによるロール制御もする、いわば究極の機械式ハイドロニューマチック・サスペンションのシステムの名でもある。

エンジン編集部ウエダが手に入れた2台目のエグザンティア、ターボCTアクティバ。

カークラフト代表の篠原勇さんはかつてシトロエンGSに乗っており、BX乗りの顧客も3人いると聞いていたから、このアクティバこそ託すべき1台だと思った。ところが、まさにその年、僕は人生を共にする伴侶とも出会っていた……。

「教材として面白いけど、これは銭、かかるぞぉ」という篠原さんの見立ては正しく、半年間悩んで断念。結局この2台目のエグザンティアは彼のクルマになり徹底的に整備され、一時は代車になるなど大活躍。その後は同じパワートレインを載せるランチア・ゼータのスペア・エンジンとして、余生を過ごしている。

次回はアクティバに続いて閑静な住宅街で出会った、3台目のエグザンティアとの出会いについてご報告したい。

■CITROEN XANTIA V-SX
シトロエン・エグザンティアV-SX
購入価格　7万円（板金整備を含む納車時までの支払い額は213万9326円）
導入時期　2021年6月
走行距離　15万9247km（購入時15万8970km）

文＝上田純一郎（ENGINE編集部）　写真＝岡村智明／上田純一郎　撮影協力＝カークラフト

（ENGINE2022年6月号を再編集）

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