2022.05.29

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将棋の竜王戦も行われた穴場の宿! マセラティ・ギブリ・ハイブリッドで行く、益子の民芸と栃木の蔵の町を巡る旅【後篇】

柏倉温泉 太子館/聖徳太子を祀る太子神社の敷地内ある、太子の湯(霊鉱泉)に訪れる湯治客のため、享保2年に建てられた老舗宿。

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マセラティ初となるハイブリッド車、ギブリ・ハイブリッドでエンジン編集部の時計担当マエダとファッション担当コバヤシ訪れたのは、江戸時代末期より陶器の産地として発展した、栃木の益子と由緒正しい温泉宿、江戸情緒あふれる蔵の町だ。普段から二人の会話は器やインテリア雑貨に関する話題が多いというマエダとコバヤシ。関東近郊にある焼き物の里を訪れるのはどうだろうと意気投合。都内から約140km、約2時間の道のりで、栃木の益子に到着した。今回はその後篇をお届けする。

◆マセラティ・ギブリ・ハイブリッドで行く、益子の民芸と栃木の蔵の町を巡る旅【前篇】から読む◆


民芸品のもつ力が伝わってくる

まず益子で訪れたのは、濱田庄司記念益子参考館。陶芸家・濱田庄司(1894-1978)が自らの作陶のため、世界各国で蒐集した工芸品を、地元の工芸家や一般の愛好家にも“参考”にして欲しいという想いから、自邸の一部を施設にしたものだ。濱田が蒐集したのは古今東西の5000点以上の品々。ほとんどが、いわゆる“雑器”とよばれる、市井の人々が日常で使う道具ばかり。陶磁器だけでなく、家具や衣類などもある。いずれも国や地域の生活文化に根差した道具がもつ“力強さ”を感じるものばかりだった。茅葺屋根の邸宅や、ろくろがある土間の作業棟、それに登り窯を廻ると、土の匂いなのか、心が落ち着いた。

1955年に人間国宝に認定された陶芸家・濱田庄司の自邸と陶芸窯跡にある「濱田庄 司記念益子参考館」。

次に訪れたのは、益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子という複合施設。敷地内には生前に濱田庄司が暮らしたという茅葺の邸宅があり、その傍らに濱田が愛用した大きな登り窯が移築復元されている。美術館には濱田をはじめとする陶芸家たちの作品が常設展示されていた。なかでも感銘を受けたのは、1970年代の濱田の作品「青釉黒白流描大鉢」。これは晩年に制作した直径60cmほどの大鉢で、流描きという技法で釉薬をダイナミックに流し掛けられている。そのあふれる躍動感に心底驚かされたのだった。もっと作品をゆっくり見たいと思いつつ、マエダが推す“穴場”の宿へ向かった。

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