2022.08.14

CARS

いま買うなら、これでしょう! 自動車評論家の国沢光宏が選ぶ550万円以下のひと味違うクルマ20台!!【前篇】

希少価値あり! トヨタ・ランドクルーザー 510万円〜

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今オーダー入れても納車は4年後になると言われている。納期について真偽のほどは不明ながら、そのくらいの気持ちで居た方がいいと思う。クルマそのものも3年後くらいにマイナーチェンジするだろうから、再度注文書を作らなければならないです(笑)。4年後は絶版まで秒読みになり、しかも熟成度が高くなるため一段と希少価値が増す。このタイプのクルマが好きなら、定期預金だと考えて購入する手もあり。私もお大尽ならオーダーしておきたい。



MTのスポーツ・モデルは金 トヨタGR86/スバルBRZ 279.9万円〜

週末用のスポーツ・モデルを持っておきたいなら、86/BRZがベストチョイスだと思う。2400ccエンジンになった新型はとても乗りやすい。ミニ・サーキットに持ち込んでパワー・スライドを存分に楽しむのもよし! またリセール・バリューは圧倒的に高いだろうから、免許返納にあたり手放せば相当の金額になるだろう。もちろん買うならマニュアル・トランスミッション車だ。今やMTのスポーツ・モデルは「金」などと同じ資産だと考えていいと思う。



武闘派なら是非! トヨタGRヤリス 265万円〜

このクルマも2027年秋から施行される予定の騒音規制フェーズ3のクリアがなかなか難しいと思われるため、5年間で絶版になってしまう可能性大。当然ながら純エンジン車のMTなど今後出てくる可能性無し。WRC好きの武闘派なら必ず押さえておきたいモデルだ。私は来年早々にオーダーして2024年あたりに納車されたらバッチリだと思っている。買ったら2年くらい1台で過ごし、その後はガレージに仕舞い大切に乗りたい。



クルマ好きならこれ DS 7 クロスバック 536万円〜

ボルボXC60やBMW X3と同じ人気のあるDセグメントSUVのディーゼルということを考えたら536万円は圧倒的なお買い得価格だと思う。そもそもXC60の場合、ディーゼルを選べなくなったし、X3になると素晴らしく高価。536万円のベースグレードでも装備的な不満なし。シートヒーターまで標準装備される。あまり注目されていないクルマながら、クルマ好きならかなりの満足度じゃなかろうか。絶版も遠くないだろうから買うなら急ぎたい。



※アンダー550万円の“ひと味違う”クルマ選び。「この手があったか!」残り12台のリストは【後篇】で!

文=国沢光宏

(ENGINE2022年8月号)

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