2022.07.29

CARS

ボルボが全モデルをブラッシュアップ 目玉はマイナーチェンジのXC40

ボルボが、「XC40リチャージ」「C40リチャージ」の2つの電気自動車を除く全モデルにおいて、一部改良やラインナップの見直しなどの変更を行った。

2グレード体系に

シリーズ全体での大きな変更は、基本となるグレード体系を「アルティメット」と「プラス」の2本柱にしたこと。プラスが標準仕様で、アルティメットは上級グレードとなる。あわせて、XC60で初導入されたGoogle搭載の新型インフォテインメント・システムを全車で標準装備化。プラグイン・ハイブリッド(PHEV)にはワンペダル・ドライブ機能が与えられた。



XC40は初の大幅変更を実施

車種ごとの変更では、XC40に登場以来初となる大幅改良を実施したマイナーチェンジ・モデルが導入された。ヘッドライトとフロント・バンパー、ホイールのデザインが変更され、ボディ・カラーに新色が設定されている。パワートレインは48Vハイブリッドが前輪駆動の「B3」と4WDの「B4・AWD」で、グレードはB3がプラスとその上位に当たるプラス・プロ、B4はプラス・プロとアルティメットのそれぞれ2タイプずつがラインナップされる。なおPHEVモデルは廃止された。価格は459万〜679万円。

セダンのS60、ワゴンのV60、SUVのXC60の3体系を持つ60シリーズはメーター表示のデザインを一新するとともに、リア・バンパ―とアルミホイールのデザイン変更、新色の追加などが行われた。パワートレインはガソリン車の「B4」と「B5」、「B5・AWD」、PHEVの「T6・AWDプラグインハイブリッド」の4タイプが揃う。S60はプラスB4とアルティメットT6、V60はプラスとアルティメットのB4、アルティメットT6、V60クロスカントリーはプロとアルティメットのB5・AWD、XC60はプラスB5とアルティメットB5・AWD、T6はプラスとアルティメットが用意される。価格は539万〜969万円。

60シリーズ同様、セダンのS90、ワゴンのV90、SUVのXC90が揃う90シリーズもメーター表示の刷新や新色の追加などが行われている。パワートレインはガソリン車の「B5」と「B5・AWD」、「B6」、PHEVの「T8・AWDプラグインハイブリッド」を設定。S90はアルティメットT8、V90はアルティメットのB5とT8、クロスカントリーはアルティメットB5・AWD、XC90は全車AWDで、プラスB5とアルティメットB6、T8のプラスとアルティメットが選択できる。価格は884万〜1214万円となっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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