世界に1台のポルシェ911が約5億円で落札　ポルシェの新車落札額を更新

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ポルシェはピクサー・アニメーション・スタジオとともに製作したワンオフ・モデルの911サリー・スペシャルをモントレー・オークションに出品し、360万ドル（約4億9374万円）で落札された。この金額はポルシェの新車としては最高額となった。

「サリー・カレラ」を実車で再現

911サリー・スペシャルは映画『カーズ』のキャラクター、サリー・カレラをイメージしたもの。ベース車両には劇中のサリーがモチーフにした996型ではなく、992型の現行911カレラGTSが選ばれた。サリーブルーメタリックと銘打たれたボディ・カラーや、キャラクターのタトゥーを再現したデコレーション、キャラクターにヒントを得たターボルック風の5スポーク・デザインを持つ専用ホイールなど用いることで、サリー・カレラを再現している。

収益は全額寄付

インテリアも外装と同じブルーの装飾をはじめ、チョークホワイトのレザーや専用の千鳥格子シート、スピードブルーのステッチなどを用い、ダッシュボードには専用ロゴとイラストが描かれている。さらに、車両とコーディネートしたポルシェ・デザインのクロノグラフやスペア・ホイールとそれを収めるラックなどの特別装備も付属する。

911サリー・スペシャルが競売されたモントレー・オークションはモントレー・カー・ウィーク期間中にRMサザビーが実施。911サリー・スペシャルはチャリティ目的で出品され、その収益の全額が、女子を支援するアメリカの非営利団体であるガールズ・インクと、ウクライナ難民支援を行う国連難民高等弁務官事務所（UNHCR）のアメリカ支部へ寄付された。