2022.08.29

CARS

ノア・ヴォクシーに続き、トヨタの人気ミニバン、シエンタがフルモデルチェンジ

トヨタのコンパクト・ミニバン、シエンタがフルモデルチェンジ。3代目となる新型もコンパクトな3列7人乗りという特徴を維持しつつ、居住性能が高められた。

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5ナンバー・サイズを維持

「シカクマル」をデザイン・テーマに構築されたボディは、全長4260×全幅1695×全高1695mm(4WDは全高1715mm)で、先代より全高が20mm高くなっただけで、5ナンバーに収まるコンパクトなサイズを堅持。ホイールベースも従来モデルと同じ2750mmとなっている。



初代に似た箱っぽいエクステリア

スタイリングは箱っぽさを払拭しようとしていた先代よりも初代に似たキャビンの広さを強調したデザインを採用。シャープなキャラクター・ラインは少ない緩やかな曲線を組み合わせた意匠からは優しげな印象を受ける。コーナーを丸め流ことでボディをコンパクトに見せるとともに、取り回し性の向上も図った。

室内は20mm増えた室内高や、低いベルトラインと立ち気味のサイド・ウインドウで開放感をアップ。前後カップル・ディスタンスは先代比+80mmとなるクラストップ・レベルの最大1000mm。フロア高は330mm(4WDは350mm)の低さを保ち、スライド・ドアの開口部の高さは先代よりも60mm広げた1200mmにすることで優れた乗降性を実現した。



インテリアも優しい雰囲気

インテリアも「シカクマル」をモチーフにした柔らかい、優しい雰囲気。ダッシュボードは水平基調で、広さを演出するとともに車両感覚のつかみやすさにも寄与する。室内レイアウトは従来通り、2列5座と3列7座を設定する。

荷室は、バック・ドア開口部の高さを15mm広げるとともに、荷室高を7座仕様で20mm、5座仕様で50mm拡張。27インチ・タイヤの自転車でもハンドルが開口部に干渉されず積載できる。



TNGAプラットフォームを採用

プラットフォームは刷新され、ヤリスやアクアと同じ最新世代のTNGA「のGA-B」を採用。高剛性の環状骨格構造に加え、高減衰タイプの構造用接着剤やシーリング剤を導入することで操縦安定性や乗り心地、静粛性を高めた。

パワートレインはヤリスに搭載されるものと同形式の1.5リッター直4ガソリン+CVTと、1.5リッター直4ガソリンをベースにしたハイブリッドの2タイプ。ガソリン車は前輪駆動(FF)のみ、ハイブリッド車はFFのほかに、リア・モーターを追加した電気式4WDが設定される。燃費はガソリン車が18.3〜18.4km/リッター、ハイブリッド車が25.3〜28.8km/リッターをマークする。

価格は、ガソリン車が195万〜256万円、ハイブリッド車が238万~310.8万円。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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