2022.10.04

CARS

ランボルギーニ・ウルスが「S」に進化 フェラーリ・プロサングエとどっちが好み?

ランボルギーニがSUVモデルのウルスをマイナーチェンジ。アヴェンタドールと同様、車名には「S」の文字が追加され、「ウルスS」となった。

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ペルフォルマンテの進化を採り入れる

従来のウルスの改良モデルで、先日発表された高性能版の「ウルス・ペルフォルマンテ」に施された改良の一部が採り入れられているが、ウルスSはペルフォルマンテと比べると快適性が重視されている。



ちょっとお色直し

エクステリアは前後まわりを中心にデザインを小変更。フロントではグリルに水平方向のシンプルなフィンが備わり、バンパー下部にはステンレスのスキッド・プレートが装着される。カーボン素材のボンネットにはマットブラック仕上げのエア・アウトレットが設置された。

ルーフはカーボン・パネルをオプション設定。リア・バンパーはスリットなどの形状を変更し、下部はマットブラック仕上げとした。新たなエグゾースト・システムのテールパイプはブラシ仕上げのスチールがスタンダードで、マットかグロスのブラックがオプションで選べる。カスタマイズ・メニューの「アド・ペルソナム」にはブライトクロームも用意されている。



新しいトリムでインテリアも進化

21インチのホイールはこれまで通りサイズに変更はない。オプションでマットチタン+ダイヤモンド研磨の22インチと、ブロンズ+ダイヤモンド研磨の23インチが追加された。

インテリアはペルフォルマンテと同じ2トーンのトリムや新たなコントラスト・カラーを設定。コネクティビティも拡充し、コネクテッド・ナビゲーションをはじめ、スマートフォンによるセキュリティ管理やバーチャルキーなどにも対応している。



16psアップの666psを発生

エンジンは従来モデルと同じ4.0リッターV8ツインターボだが、出力をペルフォルマンテ同様、16psアップの666ps/6000rpmへと向上。最大トルクは変更なく850Nmのままというのもペルフォルマンテと変わらない。0-100km/h加速はウルスに対して0.1秒速い3.5秒、0-200km/h加速は0.3秒短縮した12.5秒、最高速度は305km/hを維持している。また排気系を再調整しすることで、エンジン始動時の独特のサウンドとドライブ・モードによる排気音の違いを明確にしたという。

駆動系もペルフォルマンテと同じセッティングにすることで素早い前後トルク配分の変更を可能にしている。シャシーにはアダプティブ・エア・サスペンションを備え、オンロードではスポーティながらスムーズなハンドリングを実現。また、オフロード寄りのモードを選んだ際にはバランスのいい挙動を提供するなど、路面コンディションを問わずに扱いやすい走行性能を追求した。

欧州市場での価格は19万5538ユーロ(約2774万円)と、ペルフォルマンテより2万ユーロほど低い設定となっている。


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文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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