SUV風のファンクロス、精悍さ爆上げのカスタム　ダイハツ・タントが一部改良

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ダイハツがハイトワゴンのタントに一部改良を実施するとともに、流行りのSUVテイストを盛り込んだ新機種「ファンクロス」が設定した。

打倒スズキ・スペーシア・ギア

スズキ・スペーシア・ギアがライバルとなるタント・ファンクロスは内外装をアウトドア志向に仕立てたモデル。エクステリアはタフな印象のフロント・グリルや前後バンパー、ボディ・サイドに備わる大型のプロテクション・モールなど、SUV的なイメージのパーツを装着する。

装備もアウトドア志向

室内には汚れた荷物や濡れたものを置いても手入れのしやすい撥水シートや防水加工シート・バックを採用。また、夜間に照明のない屋外などでの使い勝手を高めるラゲージルーム・ランプや、荷室でのアウトドア・グッズの充電などが可能なUSBソケットを備える。

ファンクロスの追加とともに注目なのが「タント・カスタム」のデザイン変更だ。横長のヘッドライトやハの字に開いた大きなバンパー・グリルの採用など、フロントまわりの意匠がフルモデルチェンジかと思わせるほど大幅に刷新。立体感を強調し、上質感と迫力の向上を図った。

タント全車で利便性を向上

またタント全車に行われた変更では、荷室に上下2段調節式デッキボードを新設。アンダーボックスを覆うフロアとして使えるほか、脚を立てれば2段積みするための棚として、また取り外せばテーブルとしても使用できる。また、9インチ画面のスマホ連携ディスプレイ・オーディオをメーカーオプションに追加。ボディ・カラーは「タント」、「タント・カスタム」など各モデルのキャラクターに合わせた新色が加えられている。

パワートレインは自然吸気とターボをグレードに応じて設定し、トランスミッションは全車CVTを採用。各グレードとも前輪駆動（FF）と4WDが選択できる。

価格はタントが138.6万〜177.1万円、カスタムが178.2万〜199.1万円、ファンクロスが172.15万〜193.05万円となっている。

文＝関耕一郎

（ENGINE WEBオリジナル）

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