2022.11.19

CARS

傑出したカッコ良さ! 100%生まれ変わった新型トヨタ・クラウン・クロスオーバーに初試乗!

クラウン・クロスオーバーGアドバンスト・レザーパッケージ

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1955年に始まる歴史の中で、間違いなく、もっとも大きな変革を成し遂げた新型クラウン。その中心モデルとなるクロスオーバーに初試乗した。エンジン編集部のムラカミが、その第一印象をお伝えする。

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いつかはクラウン

1955年に登場した初代から数えて、この新型で実に16代目となるのだから、クラウンは戦後ニッポンの歴史をそのまま写し取ってきたクルマと言っても過言ではないだろう。初代が出た時には私はまだ生れてもいなかったから、何となく記憶に残っているのは、1962年登場の2代目からになる。横浜で開かれた新型の試乗会で渡された歴代クラウンのプロフィールをまとめたパンフレットを眺めていると、それぞれのモデルに自分が生きてきた時の記憶が重なり、感慨深いものがあった。3代目の「白いクラウン」や4代目の段つきのボンネットを持ったクラウンには子供時代に羨望の眼差しを向けた記憶があるが、クラウンの歴史の中でもっとも象徴的なモデルはといえば、バブル前夜の1983年に登場した7代目になるのだろう。



キャッチコピーは「いつかはクラウン」。要するにクラウンは日本人にとっての「坂の上の雲」のような存在だったのだ。一生懸命働いて、ようやく手に入れた豊かさの象徴としてのステイタス・シンボル。その後バブルは崩壊したが、それでも2000年代に入る頃までは、「いつかはクラウン」の威光は効いていた。

ところが、12代目に「ZERO CROWN」を謳ったあたりから、今にして思えば、迷走を始めていたのだと思う。14代目で「ReBORN」を掲げてピンクのクラウンを出したことなどは、その迷走の頂点とも言えそうだ。坂の上に、もう雲はない。それでもクラウンは生き続けられるのか。その難題に対する回答として、16代目クラウンはセダンという車型を思い切って捨てることを選んだ。あの石橋を叩いても渡らないと言われたトヨタが、その看板中の看板車種でこんな大革命を起こしたのだから、もう天地がひっくり返るような事態といってもいいだろう。

そして、いま・ここにある新型クラウン・クロスオーバーのカッコよさと言ったらどうか。横浜の街の中で撮影の合間に、その姿をためつすがめつ眺めながら、私は何度もため息をついた。どうやったら、あのクラウンがこんなにカッコよくなるのか。このところデザインのいいクルマが増えていると感じているが、その中でもこれは傑出している。

車内にいる全員が「自分のための空間だ」と思える室内を目指したという新型クラウンのインテリアは、エクステリアに比べるとややゴテゴテしているものの、新しさは感じられるデザインになっている。

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