2023.02.01

WATCHES

吸い込まれるような美しさ! 江戸切子の伝統工芸士が、サファイアガラスのベゼルリングに刻みを入れた「カシオ」のこだわりが凄い!!【いま、日本の時計が面白い!!】

江戸切子の伝統工芸が生きるカシオ「オシアナス マンタ OCW-S5000EK」

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世界最高峰の精度を実現し、耐傷性に優れた素材を開発するとともに、デザイン面でも意欲的な取り組みをする日本の時計。待望のトゥールビヨンも続々登場し、話題作は”発表即完売”も続出! 世界の時計ファンが大注目する、その魅力を徹底紹介する!

斜めに差し込む光の変化を表現

ゴールドやプラチナ、そしてステンレススティールなどの伝統的な金属素材のほかに、日本の時計産業が以前から得意としてきたのがチタン。チタン合金に精通した技術は世界のトップレベルだ。また、金属加工技術だけでなく、有田焼や和紙によるダイアル、江戸切子のベゼルなど、伝統的な和のテイストで時計を引き立て、独特の美観を演出する試みも注目に値する。

カシオで注目したいのは「オシアナス マンタ OCW-S5000EK」。この
「オシアナス」の美しい色彩と独特の輝きを演出してきたのがベゼルの江戸切子だ。「斜光」をテーマにしたこのモデルは、サファイアガラスのベゼルリングに斜めの切子を施し、裏面から新開発のグラデーション蒸着で着色。江戸切子の伝統工芸士堀口徹氏が日本の文様「千筋」を40本刻み、斜めに差し込む光の変化を表現した。標準電波受信タフソーラークオーツ。チタン、ケース直径42.3mm、10気圧防水。1000本限定。25万3000円。※生産終了。



文=菅原 茂

(ENGINE2022年11月号)
※価格は雑誌掲載時のものです。

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